最終決戦の幕開け
光の輪に包まれた学園。
仲間たちが次々と覚醒し、バディと共に立ち上がったその光景は、まさに新しい時代の幕開けを告げていた。
だが――その中心に立つ未来の秋は、微動だにせず、ただ静かに光を見つめていた。
「……やはり、美しいな。私が何度も夢見た“可能性”だ。」
その声は一瞬だけ柔らかさを含んでいたが、次の瞬間には鋭い殺気へと変わった。
「だが――可能性は試されなければならない。お前たちが選んだ未来に、絶望を超える力があるかどうか!」
未来の秋の全身から漆黒のオーラが噴き出す。
その背後に、彼女と融合した無数のアンドロイド兵器の影が浮かび上がり、禍々しい翼のように広がった。
秋は息を呑む。
「……これが、未来の私の……本気……」
レディが彼女の前に立ち、紅い瞳を鋭く光らせる。
「秋、下がるな。今こそ、私たちが――未来を塗り替える時だ。」
クロエも横に並び、静かに構えを取る。
「この戦いを避けることはできない。けれど……勝つための希望は、ここにある。」
仲間たちが次々と秋の背に集う。
司は新生司ロイドと共に、敵の構造を即座に解析。
「敵影多数! でも弱点は必ずある。俺が道を開ける!」
美空は美空ロイドと共に前へ飛び出し、舞うように敵影を薙ぎ払う。
「秋! 信じて! 私たちが時間を稼ぐ!」
秋は胸の奥で熱く燃えるものを感じた。
それは、未来への恐怖でも絶望でもなく――仲間たちがくれた、確かな希望。
「行こう、レディ、クロエ! ここで未来を変えるんだ!」
三人の声が重なり、光が弾ける。
アキ、レディ、クロエ――三者の心が完全にリンクし、アルティメットフォーム《アキロイド・インフィニティ》が覚醒する。
未来の秋が口元に不敵な笑みを浮かべる。
「……ようやく“私に挑む資格”を得たな。」
そして――
未来と現在が衝突する、最終決戦の幕が切って落とされた。




