仲間たちの覚醒
秋の決意が光となり、仲間たちの胸に届いた瞬間、空気が震えた。
司の端末が眩しく輝き、彼のロイドと残骸から再構築されたパーツが自動で組み上がっていく。
「……っ、俺のデータと、残骸のプログラムが……共鳴してる!?」
光に包まれた瞬間、新たな司ロイドが姿を現し、まるで「俺がいる」と言わんばかりに司の横に立った。
「ははっ……! こいつ、俺の相棒かよ。悪くないな!」
美空はその光景を見て鼓動を高鳴らせる。
「なら、私だって……!」
彼女のロイドが舞うように動き、手を差し伸べる。美空はそれを掴んだ。
瞬間、二人の体が光に包まれ、舞踏のような軌跡を描きながら融合していく。
「――美空ライド、参上っ!」
軽やかに回転し着地した美空の姿は、まるで戦場を舞う舞姫のようだった。
光の波はさらに広がり、学園の生徒たち一人ひとりへと届いていく。
これまで沈黙していたバディ候補のアンドロイドたちが、次々と自我の芽を宿し、主人と目を合わせた。
「……俺たちもできるのか?」
「信じろ! 心を重ねれば!」
その声に応えるように、次々とリンクが成立し、学園の広場に無数の“新たなヒーロー”が誕生していった。
秋はその光景を見つめ、胸が熱くなるのを感じた。
「……そうだよ、これが……私たちの未来……!」
レディが秋の肩に手を置き、真っ直ぐに微笑む。
「秋、君の心が仲間を動かしたんだ。」
クロエも柔らかく笑い、目を伏せた。
「私も……こんな光景を見ることができるなんて思わなかった。秋……ありがとう。」
その時、学園全体がひとつの巨大な光の輪となり、未来の秋を包み込むように輝き始める。
未来の秋はそれを見て、小さく呟いた。
「……なるほど。やはり、私ではなく“今のお前たち”が……鍵だったのか。」




