表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

85/91

仲間たちの覚醒



秋の決意が光となり、仲間たちの胸に届いた瞬間、空気が震えた。


司の端末が眩しく輝き、彼のロイドと残骸から再構築されたパーツが自動で組み上がっていく。

「……っ、俺のデータと、残骸のプログラムが……共鳴してる!?」

光に包まれた瞬間、新たな司ロイドが姿を現し、まるで「俺がいる」と言わんばかりに司の横に立った。

「ははっ……! こいつ、俺の相棒かよ。悪くないな!」


美空はその光景を見て鼓動を高鳴らせる。

「なら、私だって……!」

彼女のロイドが舞うように動き、手を差し伸べる。美空はそれを掴んだ。

瞬間、二人の体が光に包まれ、舞踏のような軌跡を描きながら融合していく。

「――美空ライド、参上っ!」

軽やかに回転し着地した美空の姿は、まるで戦場を舞う舞姫のようだった。


光の波はさらに広がり、学園の生徒たち一人ひとりへと届いていく。

これまで沈黙していたバディ候補のアンドロイドたちが、次々と自我の芽を宿し、主人と目を合わせた。


「……俺たちもできるのか?」

「信じろ! 心を重ねれば!」

その声に応えるように、次々とリンクが成立し、学園の広場に無数の“新たなヒーロー”が誕生していった。


秋はその光景を見つめ、胸が熱くなるのを感じた。

「……そうだよ、これが……私たちの未来……!」


レディが秋の肩に手を置き、真っ直ぐに微笑む。

「秋、君の心が仲間を動かしたんだ。」


クロエも柔らかく笑い、目を伏せた。

「私も……こんな光景を見ることができるなんて思わなかった。秋……ありがとう。」


その時、学園全体がひとつの巨大な光の輪となり、未来の秋を包み込むように輝き始める。


未来の秋はそれを見て、小さく呟いた。

「……なるほど。やはり、私ではなく“今のお前たち”が……鍵だったのか。」





評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ