黒幕の切り札兵器、出現
仲間たちが次々と覚醒し、学園は希望の光に包まれつつあった。
押されていた群体兵器も、徐々に劣勢へと追い込まれていく。
「……やった! これなら——!」
秋が声をあげたその瞬間。
——地鳴り。
学園の地下深くから、低い振動が響きわたる。
「……これは?」
司が端末を走らせると、彼の表情が凍りついた。
「最悪だ……反応がデカすぎる!群体兵器の親玉——指揮核体が動き出した!」
学園の外壁が突如として爆発。
土煙を突き破り、漆黒の巨影が現れる。
全高二十メートルを超える機械の巨人——その胸部には、かつて秋が戦った久遠との戦いで目にした「未来技術」の紋章が刻まれていた。
「まさか……あれ、未来の……!」
レディが小さく震え声を漏らす。
巨兵の眼が赤く点灯し、雷鳴のような電子音が戦場に轟く。
『——認識完了。反逆因子、殲滅対象に指定』
次の瞬間、巨兵の腕から放たれた黒い光線が学園の防御結界を一撃で貫いた。
「きゃあっ!」
生徒たちの悲鳴が響き、結界の一部が崩壊する。
秋は歯を噛みしめ、アキロイドの刃を構えた。
「……やっぱり、黒幕はただじゃ終わらないんだね。でも——」
レディとクロエが秋の背に寄り添う。
「負けない。私たちの絆がここにあるんだから!」
巨兵の赤い瞳と、アキロイドの蒼い瞳が激しくぶつかり合う。
学園総力戦は、いよいよ最終局面へと突入しようとしていた。




