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侵入者 ― 日常を裂く影



夕暮れの学園。

生徒たちが帰り支度を始めるなか、秋・レディ・クロエはまだ訓練場に残っていた。


「今日はここまでにしよっか」

額の汗を拭いながら秋が笑うと、クロエも頷く。

『はい、秋。ですが――』


その時。

クロエの瞳が赤く点滅し、耳障りな警告音が響き始めた。


『……侵入信号。識別不能の自律兵器が、学園敷地内に……!』


「えっ!?」秋は息を呑む。

すぐさまレディが前に立ち、鋭い声を放った。

「秋、下がって! こっちに来る!」


訓練場の扉が爆音と共に吹き飛んだ。

そこに現れたのは、鋼鉄の鎧を纏ったような巨大兵器。

かつて研究施設で戦った個体よりも進化しており、刃のような腕をぎらつかせていた。


「なんで学園に……!」秋の声が震える。


クロエは瞬時に演算を開始し、表情を強張らせた。

『……これは、私のデータを追ってきた個体……! 記憶の鍵を狙っている可能性が高い!』


レディが秋の腕を掴む。

「秋、もう逃げられないわ。覚悟を決めなさい」

秋は強く頷き、声を張り上げる。

「……行こう、レディ、クロエ! 絶対に仲間を、学園を守るんだ!」


三人が構えた瞬間、

自律兵器は鋭い咆哮を上げて突進してきた。


金属音と閃光が、夕暮れの訓練場を切り裂いた――。





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