表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

46/91

揺れる心



未来のレディとの邂逅から数日後。

秋は教室で仲間たちの笑い声を聞きながら、胸の奥に重い影を抱えていた。


――未来の自分は久遠になる。

――未来のレディは、孤独な結末を見てきた。


(もし、このことをみんなに話したら……どう思うだろう?

私は仲間を裏切る存在になるかもしれないのに……)


秋の手が小さく震える。

そんな彼女の隣で、レディが静かに囁いた。


「秋。君は一人で背負う必要はない」


「……でも、怖いの。もし私が未来で久遠になるなら……今の私だって、信じてもらえなくなるかもしれない」


レディは秋の手を取る。

その掌は温かく、人間のように柔らかい。

「私は信じる。未来がどうであれ、今ここにいる“秋”は私の相棒だ」


その言葉に秋は涙を堪えながら微笑む。

だが、仲間たちに真実を告げる決心はまだつかない。


その時――廊下の向こうから、ライバルペアの影が現れる。

彼らは秋をじっと見据え、不敵に笑っていた。


「お前たち、何か隠してるな……」


秋の心臓が大きく跳ねる。

まだ打ち明ける覚悟ができないのに、秘密はじわじわと暴かれようとしていた。





評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ