仮面のコンビ…。再び。
仮面のコンビ、接触
模擬戦から数日後。
秋とレディは仲間たちと日常を取り戻しつつあったが、覚醒を目撃した学園内はざわめきに包まれていた。
そんなある夜。
人気のない中庭に秋が呼び出される。
そこに現れたのは――仮面の少女と仮面のアンドロイド。
月明かりの下で、不気味なほど静かな気配を纏っていた。
「君が――一条秋、だね」
少女は鈴のような声で言うが、その口調には冷たい刃が潜んでいた。
レディは即座に前へ出て秋を庇う。
「秋様、警戒を。彼女たちは――危険です」
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不気味な会話
少女は首を傾げ、楽しそうに微笑む。
「危険?ふふ、それはどうかな。私たちは、ただ“観ていた”だけだよ。君たちがどこまで行けるかをね」
仮面のアンドロイドは一言も発さない。ただレディをじっと見据えていた。
その眼差しは、同族を見るようであり、同時に“検分”するようでもあった。
「……あなた達は何者ですか」
秋が問いかけると、少女は笑みを深める。
「答えは、まだ早い。けれど一つだけ教えてあげる――君の力、そしてその“アンドロイド”の存在は、必ず世界の均衡を揺るがす」
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試しの一撃
突如、少女が手をかざすと、仮面のアンドロイドが一瞬で距離を詰めた。
レディが応戦するが、攻撃はすれ違うだけ。まるで“本気で当てる気がない”一撃だった。
「……試してる?」
秋の言葉に、少女は満足げに頷いた。
「やはり面白い。君たちには可能性がある。――だからこそ、私たちは敵にも味方にもなれる」
そう言い残し、二人は夜の闇に溶けるように姿を消した。
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不穏な余韻
残された秋とレディ。
「秋様…彼女たち、なぜ私たちを“観察”しているのでしょう」
「わからない。でも――放っておけない」
仮面コンビの存在は、“影の秘密部隊”の存在を示唆する。
彼らの真意はまだ掴めないが、確実に秋とレディは大きな渦に巻き込まれていた。




