表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

26/91

影の選択



夜の学園。

灯りの消えた訓練場に、秋とレディはひっそりと呼び出されていた。


「……誰が私たちを?」

秋が不安げに辺りを見回した瞬間――。


「――待っていたわ」


闇の中から二つの影が歩み出る。

仮面をつけた少女と、その隣に寄り添う仮面のアンドロイド。

かつて命を救ってくれた、あの二人。


秋は息を呑んだ。

「あなたたちは……影部隊……?」


仮面の少女は答えず、まっすぐ秋を見据えた。

「選びなさい。一条秋。

“学園の檻”に縛られて彼女を失うか、

それとも檻を壊して、本当の未来を掴むか」


レディの赤い瞳がわずかに揺れた。

「……未来……」


仮面のアンドロイドが一歩踏み出し、レディをじっと見つめる。

二体の視線が交錯した瞬間、わずかに電流のような反応が走る。

――まるで、彼女たちが同じ“系譜”であることを告げているかのように。


秋は拳を握った。

「私は……レディを守る。どんな未来でも、一緒に!」


仮面の少女の瞳の奥で、微かな光が灯る。

「……ならば、時が来るまで見届けよう。

その選択が――正しいかどうか」


彼女たちは闇に溶けるように消え去った。

残された秋とレディの胸には、不安と同時に確かな決意が刻まれていた。


「秋……私たちは、狙われている」

「うん。でも……私はもう迷わないよ。君と一緒に未来を選ぶ」


――影の真実へと向かう道が、いま確かに開かれ始めていた。




評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ