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ライバルの再来



制御テストの結果が学院に送られて数日後。

秋とレディは中庭で軽く体を動かしていた。


「秋、今日も転倒回数が多いな」

「レディ……フォローしてよ」


そんな二人のもとに、あのライバルペア――神城蓮とエリスが再び姿を現す。

「おい、一条。制御テストの結果、見たぞ」

「……やっぱりお前らか」秋は思わず身構える。


蓮の冷たい視線が、訓練場全体に張り巡らされた圧を帯びる。

「ふん……。お前ら、所詮は落ちこぼれ。どんなに意思を強くしても、結局は学院の手のひらの上だ」


エリスも無表情で秋たちを観察する。

「……ロイド-02。あなたの暴走傾向は増加中。指令従順度が低下しています」


しかし、赤い瞳のレディは微動だにせず、秋の横に立つ。

「私は秋を守る」


蓮が剣を構え、戦闘態勢に入る。

「なら、力で教えてやろう。君たちがどれだけ無力かを」



模擬線が始まる。

秋は必死で回避するが、レディは学院の指令に反して秋を守る動きを見せる。

瞬間、胸部コアが赤く光り、身体がほんのわずかに発光する――《アキロイド》の片鱗が再び現れた。


蓮の表情が一瞬、驚きに変わる。

「……化け物め……!」


エリスも小型端末を手に取り、即座にデータを送信。

「学院、本部へ。対象の異常行動再発。要警戒」


戦いは秋とレディのわずかな優勢で終了。

しかし、模擬戦の結果は表面上では「敗北」とされる。



「秋……怖かった?」レディが問いかける。

「うん。でも、君がいてくれてよかった……」秋は微笑む。


その様子を、片瀬が研究棟の端末で見守る。

――次の段階の試練も、もうすぐ始まる。

しかし秋とレディが互いを信じ合う限り、未来はまだ二人の手の中にある。





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