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#09. ショタ味を考える

9. ショタ味を考える


だいたい15歳くらいまでがショタだそうです。

私は10歳くらいかなと思っていたので意外。


私は合法ショタが好きなので、本物のショタではなくて「ショタ味」(ショタみ)と呼んでいます。


なので、体格差も好き。

大きな男の人が、ショタ仕草している作品もあるけど、それは…いまひとつ私は萌えない。

可愛い小さめの弱そうな男の子が、心の幼さゆえに出してしまっている仕草。


例えば、なにか一生懸命に集中している時に唇が尖っていたり、笑い転げていたり、あああ!あれ、電車の中で居眠りして横の攻めに「もー仕方ないなー」って寄りかからせてもらうとか。そういう無邪気な感じがたまらないです。

私の書いた小説「僕らの行く先」の中の木内も、まさにそんな子です。高野は木内のそんな仕草に「もーバカだなー」って愛情ある言葉を送ります。

ここで、高野は内心、木内のことを可愛いと思っていても「かわいいなー」とは言わないで欲しい。

「バカだなー」「仕方ないなー」がベストです。



体格差の話に戻ると、「じゃ、女の子でいいじゃないか」というと、違う。

断じて、違う!


男の娘とか、女の子になりたい性別男じゃない

*あくまで私の萌の問題なので、上の方々を否定しません。時々私も、紙一重でそういう感じに萌えるときもあります。


男だから、こその葛藤がまず大事。

「俺、男なんだけど?? うっ えっ…」って戸惑って欲しい。

ここで、ショタ味あふれる子達の私の理想の反応がいくつかあります。

1、頑としてノンケ! 何としても相手の恋心は受け入れません。

2、主従関係になる。攻めのグイグイに負けて言いなりになります。

3、攻めの好意につけこむ。感情的精神的搾取な感じです。


ちょっと待て!よくある「ほだされ」が入っていないじゃないかと思われた方もいるかもしれませんが、ほだされって実際ある???

男女間恋愛なら「ほだされ」はわかるのだけど…、男同士だとな…。よっぽど精神的、社会的に弱っていないと同性を受け入れるかな?

……!!!一周回って、それもいい。


同性同士というのは「友達」という建前を出しておいて、いろいろと都合がいい。


一番は距離感。毎日一緒にいる、物理的にくっつく等の距離が近くても「友達」として受け取れるし

友達として、生涯ずっとそばにいることも可能。

故に、相手はその距離の近さから勘違いをして、葛藤をして、執着も共感できる。


男同士の群れでの主従関係。これ本能レベルです。

体育系の縦社会、強い雄への憧れだったり、押さえつけられる上下関係とか。

ここでは多くは語らない。あとで多く語るからです。

これが男女もので発生したら、私は共感どころか引いてしまう。


諸々の理由で、可愛くても男性である必要性があります。


外見もさることながら、内面が大切。

攻めに「俺が守ってあげなくては」と思わせるような言動を自然に垂れ流して、攻めが忘れてきた素直さを持ち合わせて欲しい。

一歩間違えると、というよりも受けのことを好きじゃない子からしたら、このショタ味はノンデリだったり、バカに見えるかもしれないけど、攻めにはこれが「純真」に見えてしまう。


そして、幼い心ゆえの小ズルさ。真の子供っていうのは残酷でズルいです。

ショタ味を持ち合わせている天然ショタっ子も、自分を甘やかしてくれる相手にはすぐ調子にのって、怒られるシュンとしてしまいます。そんな受けを見て攻めは切なくなってしまい「キツく言い過ぎたごめんよ」と反省させる。までを無意識にしてしまいます。


私の好みは美少年より芋っ子です。


みんなに可愛いと言われ慣れているような子よりも、攻めにしか庇護されないような芋っ子。

本人も攻めが自分に感じている好意に気が付いていなくて、攻めに優しくされてすぐ懐いちゃう。

地味カワ ♥♥がいいです。



僕らの行く先 ーさよなら、ぼくの恋ー

主人公高野が愛した木内は、もともと普通の子だったのです。

書いていくうちのどんどんショタ率高くなっちゃってw


木内が似ていると言われていた子役も「普通」ゆえに人気が出た子、設定。

実は1話にこの子役の描写をしつこめに書いて、

F山さんに「吉井さんがショタ好きなのはわかるけど、子役の子の話になって分散しているね」と。


あ!確かにそこ描いているとき楽しかった。

全カットです。


その代わりに、最終話に子役の子を挟むのを思いつきました。


子役のあっちゃんはコツメカワウソの赤ちゃんに似ています。

よろしくお願いします。( ╹▽╹ )



【私の小説のお知らせ。こんな感じの内容です】

■「僕らの行く先―さよなら僕の恋」

高校一年生。人気者の主人公高野が気になるのはクラスで浮いた存在になっている木内。やがて二人は親友に。安心して高野に懐く木内と高野の彼への庇護欲は独占欲に変わり暴走していきます。妄想を初めてカタチにして書き上げた小説です。前半は甘々、後半は切なさいっぱいに仕上げています。


■「私がBL小説を書いたわけ」

「僕らの行く先」を書き上げた後に、初小説をどうして書いたのかその時に考えたことや、自分の癖、自ら実践しているBL活用術などをエッセイとして書いてみました。2~3分でサクッと読めるのでちょっと覗いてみて下さい。


■「甘ったれな僕と成長期のキミと優しい先輩」

わたし的にはとってもキラキラ設定な物語です。女の子よりも可愛い幼馴染の二人。家庭の事情で雅也が引っ越しをすることに。高校一年生で再会をした雅也は、成長期を迎えてすっかり別人のように男っぽくなっていて…。


■「愛をさがしにいくーBARねこまた」

リレー形式で描いていく大人のホロ苦ラブストーリー。


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