#02 どうしてBLが好きなのか(基本編)
どうしてBLが好きなのか(基本編)
私が求めていたのは、障害のある恋だったから。
他にも理由はあるのだけど、今回はこの困難な恋について話したい。
最近のBLは、性別関係なくその人が好きっていうベースで、周囲も普通に受け入れてくれる展開も出てきて、それはそれで好き。
でも、心底求めているのは、困難や壁を乗り越える恋愛。葛藤!
乗り越えて、挫けて乗り越えられなくても、葛藤の先で衝撃を受けたいのです。
男女ものでも、こういう設定はあるけど、
BLを選ぶ理由は
私は女だから、主人公の女性に感情移入してしまう。
「そんな辛い目に遭わなくていいじゃないか!」ってお相手の男を憎んじゃう。
もしくは「こういう人いるよね……」と
辛いところに飛び込んでいく主人公の女性に醒めてしまうのです。
でも、男性同士だと
「男同士だとそういう事もあるのか~?」と
かなり一歩引いて見ることができるし、応援できる。
いきなりのアレコレに「男同士だとそうなのかな?」と思える。
この余地があるから――
―具体的にしてみるとこんな感じ―
例)
その1:幼馴染の二人が両片思いだけど、気持ちを知られたら側にいられない。 一生側にいたいから、彼が恋人を作っても自分は友達として側にいる。
「男女ものだと」
「やめとけー!」って思う。
まず、その思考になっているところに共感できないし、そんなの両片思いじゃない。
「BLだと」
「わーん、つらいよ、そんな選択して辛くなるだけじゃないか!!」って、
二人のすれ違いを感じて苦しくなりながら読む。人魚姫的。
その2:二人の関係は隠さなくてはいけない、
それに対して日陰者の自分に切なくなる
「男女ものだと」
「やめなよ…」って思う。
相手が悪いよね。もっと言いたいことあるし。それを受け入れる方も悪いけど、それを提案する時点でそういうこと言う相手の愛を感じないなー。
*ただし時代物で身分差がある場合はOKです。
「BLだと」
「大丈夫、相手が好きなのはおまえだけだから!でも切ないよね」って
応援しちゃう。
こんな感じです。
じゃあ、同性同士なら百合でもいいのか!
NOです。
百合は明るさがあるし、女っていうのは百合的な恋愛感情がなくても平気で同性と手をつないだり、ハグをしたり、キスもする。
それも人前で。むしろ人前で、だよね。
でも百合モノは、切なさ要素じゃなくて違う方向で読むけど。
百合についても語りたいな。
もちろんBL好き目線で。
BL小説書き上げたものを分割して投稿しています。
https://novel18.syosetu.com/n1383kp/
僕らの行く先 ーさよなら、ぼくの恋ー
4章中の3章に突入しました。起承転結の「転」部分です。
ふたりの関係がここからガラッと変化していきます。
よろしくお願いいたします。