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テーマ詩集:花壇

FLOWER FOLLOWER

作者: 歌川 詩季

 つづりがむずかしい。


※ 本羽 香那先生主催の【一足先の春の詩歌企画】参加作品です

キーワード:「花」

 まだ眠たさをひきずった春のはじめだけど

 行進まえのファンファーレを鳴らすように

 花たちが咲きひらいてくれたから

 ぼくもそれに(なら)うことにしよう


 重い腰をふわっと浮かせて

 スニーカーの(ひも)でちょうちょを結んだら

 蜜をさがしにでかけるんだ

 甘い毒と苦い薬も

 口に含むまでは判別できないし

 からだをめぐってはじめてわかることだってある

 きっとこの花たちが散ったころ

 どんな夏を迎えているかで

 答えがでてるんじゃないかな


 だからなにひとつ たずねはしまい

 花たちはただ ()を浴びて

 風に揺れて咲いてくれればいい

 ぼくもそれに(なら)って

 春のはじめを追いかけるから


 ぼくはそれにつられて まんまと

 春のはじめに誘いだされるから

 似てるって覚えればいいかも。

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バナー作成/みこと

n8379
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f5ioijtfgyibj1b45ww17btab1jv_32d_dw_6y_1xi0.png
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― 新着の感想 ―
「ぼく」の優しい語り口が春のほんわりとした空気感を纏っているようです。 『スニーカーの紐ひもでちょうちょを結んだら』。いいですね(˙˘˙*) 『だからなにひとつ たずねはしまい』からラストまで。包み込…
ああ、この春を迎えるのが楽しみになる暖かく前向きで素敵な詩ですね! 今年の春はちゃんと春を楽しもうという気にさせていただきました! とりあえず差し当たってはセブンイレブンのさくらプリンを食べるところ…
春の初めはまだ寒さも残り眠気もありますが、咲いた花たちによって起き上がろうとするところが、まず背中を押してくれているようで良いなと思いました。 「甘い毒と苦い薬も 口に含むまでは判別できないし からだ…
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