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戦慄!戒名院魔人の世界ファンタジーヒューマンキャトル謀略

作者: 神冥璽和魂





Once upon a time




ある処にブリブリ列島共和国という悠久の歴史を誇る、他人も羨む由緒正しい単一民族の豊かな豊かな国がありました。

しかしこの国の村人は世界に類のない高度な頭脳と匠の技を持っていたため、悪い悪い近隣諸国に妬まれ理不尽な隷属を余儀なくされて来たのです。


そして数ある極悪人の中でもとりわけ性格の悪い戒名院魔人くんという生臭坊主独裁者が、因業寺マス男閻魔大王様の知略により地獄に堕ちたので村人はとても大喜びしました。

でも村人たちがそんな平和で仕合せな社会を取り戻したのは束の間の安息に過ぎなかったのです。


それは魔界地獄に堕ちた戒名院魔人くんが大魔王選考コンテストに立候補して、二位以下を大きく引離し第666代サタンに当選してしまったからなのです。

大魔王サタンに変貌を遂げた魔人くんは、再びブリブリ列島共和国を武力侵略で支配し、村人たちを六道輪廻の地獄へ突き落としたのです。

そして魔人くんに次いで2番目に性格の悪い蛇蝎院もも子さんが、性懲りも無くまたもや宰相のポストに就いてしまいました。


この国に再び平和が訪れる日は二度と来ないのだと観念した村人たちは、すっかり意気消沈して失意のどん底に沈み込んでしまったのです。

村人たちは神々に祈りを捧げ、神々の威光にお縋りして英雄の復活をひたすら待ち侘びるより生きる術がありませんでした。


そんな或る日の事、宰相の蛇蝎院もも子さんは国会議事堂内で血税を如何にして無駄遣いしようかと考えて家計簿をつけていました。




「そうですわね~、税収は頭打ちなので200兆円位赤字国債を発行するか、外貨準備の中から米公国債を全部売却するしかありませんわね。

最善の国家戦略は、戒名院大統領閣下の提唱する大東亜クマ共栄圏構想を即日実現した上で、お隣の国に土下座して自治共和国となるのが理想的ですわね。」


「ちょ~~~~~っと待ったあァァァァァァァァァァァ、余の辞書には最善の方策は脱亜入欧じゃと書かれておるぞ~~~。」


「オホホホホホホ、独尊寺唯我のクソボンズにはグローバリゼーションとインターナショナリズムの何たるかを網走刑務所で叩き込む必要がありそうですわね。」


「愚妹もも子よ、うぬは遂に悪魔に魂を売ってしまったのか。血を別けた姉であるワシこと邪教院たか子の手により成敗してくれようぞ。」


「あら、お姐様、地下食堂の残飯定食を召し上がりにいらしたのですか、ホホホホホホ。」


「あのう、畏れながら蛇蝎院先生、不正献金疑惑がまた持ち上がってまして、これ以上の誤魔化しは不可能化かと存じますが。」


「おや~、そちは新任秘書の山口ではないか、其の方も失態を演じた前任者同様釜茹の刑に処されたいのかえ。わらわに楯突くマスメディアと家畜どもは構わず屠殺すれば良いのじゃ。」


「あの~、家畜と申されますと、何を差しているのやら理解に苦しみますが・・・・・・・・・・・・・・・・。」


「ホホホホホ、わらわは金輪際村人を愚民などと称する事はないのじゃ。歯向う愚民どもは全員既に市中引廻しの上磔獄門に処され、残存している村人とはヒト以外の家畜家禽に過ぎないのじゃ。」


「僭越ながら、口は災いの元と申しますぞ、蛇蝎院先生。」


「ホホホホ、新任秘書はかなりの小心者なようじゃのう。其の方には奴隷の位階を与えて進ぜよう。

奴隷の知能でも解る様に説けば、わらわの政府が最終目的とする大自然のヒエラルキーとは、最高位の魔人大統領閣下は別格の上帝であるのは言うまでもないが、わらわをはじめとする同志の最高位階が神の下僕なのじゃ。

その下に奴隷があり、更に下の位が家畜人間ヒューマンキャトルであり、最底辺には獣と同列の家畜と家禽が存在する。

これが偉大なる戒名院魔人大統領閣下の提唱する神と家畜のヒエラルキー、即ち世界ファンタジーヒューマンキャトル計画の哲学理論なのじゃ。」


「こらっ、愚妹蛇蝎院、ワシは学生時代に4年神様、3年人間、2年が奴隷で1年坊主はゴミクズだと教わったぞ。」


「オホホホホホ、お姐様は体育会系ですのでその様な愚蒙な発想しか出来ませんのよ。わらわの高邁な思想とは相容れない関係だと覚えて置く事ですわね。」


「しかしそれこそが支配する者のみが神や人間であり、支配される者は人間以外の動物であるという単純極まりない人間界以外のケダモノが思考するロジックではないのですか。」


「おや、新任秘書の山口、そちは職を失う以外わらわに願い事でもあるのかえ、例えば釜茹とか、ホホホホホ。」


「ちょっと待ってね、地下食堂でBランチのシャケ缶定食オーダーして来るから、ではまたいずれ。」


「戯けめが、其の方が因業寺マス男閻魔だという情報は魔界イージスシステムによってバレバレなのじゃわい。」


「ボクが閻魔さんだって知ってんだったら最初から言ってくれればいいのに~。拙僧がシャケ缶定食を食い終わるまで首を洗って待っておるが良い、フッフッフッ、ではまた。」


「フンッ、因業寺閻魔・・・・・口ほどにも無い奴。わらわは家計簿の計上に追われる身であると云うに、貴殿の暇潰しの相手などしてはおれんのだわ。

これっ、国土交通大臣の山鳩は居るか、折り入って話があるので近こう寄れ。」


「はいはいはい首相閣下、国土交通相の山鳩で御座いますが何か・・・・・・」


「其の方に全権を託した東亜海底トンネル工事の進捗状況を仔細に報告せい。」


「はいはい首相閣下殿、長短二本の東亜海底トンネルは資金不足で、現在のところ開店休業中にて御座いまする。」


「貴公は愚民どもと同じ感覚の様じゃな。日銀総裁に言って紙幣を24時間体制で発行すれば良いし、足りない分は財務大臣に命じて米国債を全て売り払えば良いのじゃ。逆らう奴は火炙り磔刑に処せば良い。」


「首相閣下お言葉ですが、それでは未曾有のインフレーションを惹き起こしてしまいますし、米公国債を売ろうものならB1.B2戦略爆撃機が首都の空を埋め尽くして焼夷弾が雨霰と降り注いで参ります。」


「この腰抜けめがっ、わらわが先日主催した東亜トップ3国際会談に於いて既に琉球村には愚民解放軍様の全面配備が決定しておる。

本年度末までには横田村・横須賀村・佐世保村もアメ公軍を追い出して愚民解放軍様を誘致する予定なのじゃ。」


「元々海底トンネル工事の総工費を、我が国が75%以上も払う等という事自体無理があったものと思われますが、

甘い顔をしていれば更に調子付いて我が国の全額負担にせよ等という片務契約にされてしまっては資金繰りが出来る筈もありませんけど。」


「え~~~い、黙れ黙れ黙らぬかあァァァァァァァァァァァァ、この薄穢いJJJAAAAAAAAAAAAAAAAPPPめがァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァ。

耳の穴かっぽじって良~~~~っく聞けや、ジャァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァッッッップ!!」


「うんうん」


「貴公は何方様の御陰で我が国の有史来の安寧が保たれて来たのか知っておるのか。其の方には反省と謝罪の精神が欠落しておるのだわ。

わらわの党はファンタジー立国一億総ファンタジー脳化政策の一環として、その象徴たる大東亜海底トンネルの完成に政治生命を賭けているのですわ。」


「うんうんうん」


「大東亜クマ共同体の構築と締結によって、我が国は永年待ち望んだ恒久的平和を手にする事が叶うのですわ。

その大前提としての条件が、長短二本の大東亜海底トンネルという目に見える形に凝縮されて今結実せんとしているのですわ。」


「うんうんうんうんうん」


「大恩あるお隣の国々とを結ぶ海底トンネルこそが人的交流のみならず、心と心の交流を実現する唯一無二の手段ですの。

行く行くは大東亜共栄圏のみならず世界各国とを海底トンネルで結び、単一世界・単一人種・単一宗教・単一言語を実現する為のワンワールド思想貫徹の礎となるのですわ。」


「うんうんうんうんうんうんうんうん」


「そして長短二本の大東亜海底トンネル開通の暁には、わらわが党のマニュフェストに従い3000万人の移民をお招きして、全員に生活保護を確約した上で永住権と国政選挙権を差し上げますの。

ファンタジー世代のファンタジー脳によるファンタジー立国のための亡国のファンタジー政策、これこそがわらわが党の公約でありマニュフェストの真髄ですの。」


「うんうんうんうんうんうんうんうんうんうんうんうん」


「我が国に住んでいる排泄行為しか能の無い有象無象の家畜愚民とは異なり、移民の方々は非文明土人であった我が国の愚民どもに文明を分け与えて下さった偉大な民族の子孫なのですわ。

そしてレイシズム根絶のため婚姻規制法を制定して、同民族間での結婚と出産に対し刑罰を科す刑法改正案も通過する予定ですわ。」


「うんうんうんうんうんうんうんうんうんうんうんうんうんうんうんうんうん」


「国内のダム建設などは以ての外、愚の骨頂と言わざるを得ませんわね。ダム建設は総て白紙に戻し、愚民どもの利便を図る幹線道路と幹線鉄道網の予定されていた工事は総て凍結する事が通達済みですの。

国家予算の90%以上を注ぎ込んででも大東亜海底トンネルを完成しなければならないんですの。

要らないダムなどは造らずに、余った金は総て海底トンネル建設の予算に回さなければいけませんの。」


「うんうんうんうんうんうんうんうんうんうんうんうんうんうんうんうんうんうんうんうんうんうんうん」


「わらわが党の最終目的は大東亜海底トンネルを通じて、基幹産業就中ハイテク産業を完全に空洞化する事ですの。

この画期的な国策により総ての愚民どもは廉価で高品質な製品を手に入れ、刹那的な仕合せも手に入れる事が可能となりますの。

農産物などは海底トンネルを通して輸入すれば良いので、一切生産する必要などはありませんの。

製造業と農業が全く無くても、農地と山林を総て潰してレジャーランドと別荘地を作れば外貨獲得がいとも簡単に出来ますのよ。

わらわが党の思想的立脚点であるアンチマルキシズムにより、余剰労働こそがヒューマンキャトルである愚民どもにとって最大の美徳であり、家畜らしく24時間身を粉にして働かなければなりませんの。

世界史上未だ類例のない金融業を核としたサービス業のみによる超大国が誕生いた・・・・・・・・・・・・・・・・」



「うんうんうんうんうんうんうんうんうんうんうんうんうんうんうんうんうんうんうんうんうんうんうんうんうんうんうんうんうんうん・・・・・・・・・

ウ~ウ~ウ~ウ~~うるさいんだわァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァこの腐れ外道めがァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァワッワッワッ、わしを誰じゃと思うておるのじゃあァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァワッワッワッワッワッ・・・・・・・・・・・・・・

わしこそが閻魔大王様なんだおォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォ

この大嘘吐きめが~~~、ボクがチミの舌を抜いて上げるからね~、はい、あ~~~んしてごらんなさい、全然痛くないからね~~~。」




なんと山鳩さんの正体は因業寺閻魔大王様だったのです。

山鳩さんは大きな大きな閻魔大王様に大変身したのでした。

閻魔大王様の右手には秋葉原で買って来た大きな大きなラジオペンチが、そして左手には内職に使う焼き鳥用の大きな大きなウチワを持っていました。




「ドッヒャアァァァァァァァァァァァァァァァァァ、因業寺の閻魔だァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァ

これっ、因業寺、そちはシャケ缶定食を食いに行ったんじゃあないのかえ、今頃そちの定食はゴキブリのエサになっておろうぞ。」


「ちょっと待ってね、食堂のオバさんに頼んでシャケ缶定食はお弁当にしてもらうから、ではまた。」


「フンッ、虚け者めが、次回からは焼き鳥弁当持参で来る事ですわね、オホホホホホホホホ。」


「ほいっ、シャケ缶弁当作ってもらったから戦闘再開ね~、はい、あ~~んして、全然痛くないですよ~~。」


「ギャァァァァァァァァァァァァァァァァァァァ、呼んじゃうぞ呼んじゃうぞォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォ魔人様いらっしゃ~~~~~い。」


「ブヒッブヒッブヒブヒブヒブヒブヒッ、朕こそが第666代サタンの戒名院魔人でアルぞ~~ブイブイブイ。」




突如として現れた体重1.5トンもある大きな大きなサタンの戒名院魔人くんはブイブイブイブイ言ってました。

その右手には大きな大きなナイフが、そして左手には大きな大きなフォークを持って、大きな大きなヨダレ掛けを首から下げていました。




「第2010代閻魔大王である拙僧に真剣勝負を挑もうとは貴公なかなか良い度胸をして居るな。」


「ブヒブヒブヒッ、朕は腹が減って動けないので本日20回目の鯨の活け造りランチを食って参るでアルぞよ、ブイブイブイ。」


「あら、鯨の活け造りランチなんてどこのフレンチレストランに行けば頂けるのかしら。」


「蛇蝎院よ、覚悟を決めて素直にお縄を頂戴して罪を償うのじゃ、貴殿の負けは確定的なんだわ。」


「ホホホホホホ、そちは現在閻魔地獄がサタン魔界から総攻撃を受けている事を知らない様ですわね、ホホホホホ。」


「ちょっと待ってね、このシャケ缶弁当冷蔵庫に入れないと腐っちゃうから、ではまたいずれ。」


「装備で勝るサタン地獄の攻撃によって、今頃閻魔地獄は文字通りの地獄と化している筈。因業寺閻魔の命運も尽きた様ですわね、ホホホホホ。」


「こらっ、愚妹もも子、このワシが良い事を教えてやるわい。天網恢恢疎にして漏らさずと肝に銘じるのじゃ。」


「オホホホホホホ、お姐様のFラン大学では体育以外の学問はないものと思ってましたわ。ホホホホホホ。」


「ちょっと待ったァァァァァァァァァ、余の辞書には悪の栄えた例しなしと書いてあるぞ。」


「あら、独尊寺のお坊ちゃま、そんなにわたくしに剥き剥きして貰いたいんですの、ホホホホホ。」



果たしてブリブリ列島共和国は悪魔の独裁政権による魔手で、永遠に生き地獄と化してしまうのでしょうか。

そして暫くすると・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・



「蛇蝎院よ、命運の尽き果てたのは貴公の方じゃわい。もう魔人を呼んでも二度と現れはせぬぞ。」


「おや、因業寺の閻魔か、ランチタイムはもう終わったのではありませんこと、ホホホホ。」


「あのね、チミはボクの運営する地獄が滅亡したと思い込んでるでしょ。ところが滅亡したのは魔人と魔界の方なんじゃわい。」


「負け惜しみに法螺を吹いて、ご自分でご自分の舌を抜くおつもりですのね、因業寺閻魔、ホホホホホ。」


「いんや、ボクちゃんはねさっき、ギリシャの冥界帝王ハーデースと北欧の地獄女王ヘルとクルミ割半島でヤリタ会談を開いて来たんだよね。

そんでね3派全地獄連合軍を創設して、魔人の運営するサタン魔界を攻撃する決議を採択して調印した訳なんだわ。

拙僧の配下の鬼どもとケルベロスとワルキューレの連合軍が魔界に総攻撃を仕掛けて瞬く間に破滅に追い遣ったのじゃ。」


「嘘を申すでない。ハーデースとヘルは買収してあるので、其の方の戯言などに耳を貸す筈がないのじゃ。」


「フッフッフッ、地獄の沙汰も金次第とは遠い遠い昔の御伽噺なんだわい。貴公らは人間界に深く立ち入り過ぎた。それがギリシャ北欧地獄支配者の逆鱗に触れたのじゃ。」


「馬鹿も休み休み言え。わらわはその様な虚言に惑わされはせぬぞ。」


「嘘だと思うのだったら外を見てくれば良いのだ。世界各地で悪魔の呪縛から解放された民衆が悪魔の手下を掴まえて私刑にする暴動が捲き起こっておる。」


「嘘じゃ嘘じゃ嘘じゃァァァァァァァァァァァァァァァ、愚民どもこそが悪魔の化身なのじゃ、悪魔が悪魔を裁く権利などないのじゃァァァァァァァァ。」


「魔人は仔豚に化けて逃げ様としていた所を、拙僧の部下の鬼軍曹に発見されて丸焼きにして食われちゃったからもう会えないよ。」


「嘘じゃ、嘘じゃァァァァァァァァァァァァァァァァァァ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」


「愚妹もも子よ、その腹かっつぁばいて国民に詫びを入れるのがウヌに残された最期の仕事じゃ。」


「そんな・・・・・・・・・・・・・・・・・お姐様・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」


「もも子よ、一度氏んでから更生して戻って参れ。ワシは何時までも貴公の帰りを待って居るぞ。」


「・・・・・・・・お姉様・・・・・・・・・・・もも子は、もも子は・・・・・・・・・・・・・・・シクシクシクシク・・・・・・・・・・・・・・」






蛇蝎院もも子さんは因業寺閻魔様の特別な計らいで、ワルキューレの駈る馬車に乗りヴァルハラに旅立とうとしていました。

見送りには因業寺閻魔様と姉の邪教院たか子さんと独尊寺唯我くんが来て別れを惜しみ合いました。




「ワシのたったひとりの愚妹もも子よ、更生して必ず帰って参れよ。」


「お姉様・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・シクシクシクシク・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」


「氏んでも魂が滅びる事はない。地上に帰って来たら世のため人のため尽くすのじゃ。」


「閻魔・・・・・・・・・・・・マス男さん・・・・・・・・・・・・・・シクシクシクシク・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」


「さらばじゃ、身体を厭えよ、もも子・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ではまたいずれ。」


「シクシクシクシクシクシクシクシク・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」




永久の別れの時が迫って来ました。

蛇蝎院もも子さんは今度こそ人生をやり直すのだと固く心に決め、皆に一礼をして馬車に乗りましたとさ・・・・・・・・・・・・・・




めでたしめでたし







「しかし閻魔さんね~~~、余の辞書には馬鹿は氏んでも治らないと書かれてあるのじゃがねえ~~~。」











「こんクソガキャァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァてめえは俺がひん剥いて苛めて苛めて苛め抜いちゃるゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥこんクソガキャァァァァァァァァァァァァァァァァァァてめえは逆さ吊りにして火炙りにしちゃるゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥてめえクソボンズこんクソガキャァァァァァァァァァァァァァァァァァオンドリャァァァァァァァァァァァァァァァてめえケツの穴から手ェェェェェ突っ込んで奥歯ガタガタいわしちゃるゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥワレ~~~こんクソガキャァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァ」











To be continued.













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