表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

7丁目

作者: 今井キマリ

夏の午後に


真昼は泣いた。


広い世界の中、


私はただ一人生き残った。


死滅。全てが死滅した。

  

そして消滅した。


残った缶詰を食べたら


真昼も逝くと思っていた。


しかし翌日には、


草が生えていた。


そしてどんどん動物が目覚めて、


一人の男が真昼の前に立つ。


"妻になってください。"


真昼は妻になり、子供を宿す。


怖いものは世界。


私は箱舟なんか


用意しなかったのに、


世界の女になった。


=目が覚める=


不思議な夢だったと


真昼は笑う。


謎の男なんかじゃなかった。


男は旦那で、私は臨月。


ただ幸せだからかと真昼は感じる。


だったら歩こう。


真昼は、健やかな7丁目を少し散歩する。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ