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プロローグ

はじめまして。

ウサネコと申します。


私が夢見るシナリオで進めていきますので、

よくあるパターンが多いかもしれませんがヨロシクです。

「今日も暑いな…。」

気温42度 湿度67%

昨日の大雨のせいですげぇ暑いしたまらん…。


過酷な暑さの中、俺はクレーンを動かしていた。

なんてことはないいつもの作業…のはずだった。



「おーーーーーい!!猫田!!そろそろ休憩すっぞ!!」

怒鳴るような大声を上げているのは、もう5年も同じ現場で働くおやっさんだ。


俺の名前は猫田兎々(ねこた とうま)

大学卒業後に建築会社に就職。

現場を知らずに指示なんか出せるか~!ってことで、

大型だのクレーンだのフォークリフトだのの免許を取らされ、

くそ暑い中、作業をしているわけだ…。

「おやっさん!!ここ片付けたら行くんで、先に行っててくださ~~い!」

猫田も大きな声で返す。


「最近事故が多発してっから!!!さっさと休憩とんぞ!!!ありゃ暑さのせいに違いねー!!」

おやっさんは歩きながら手を振って休憩所に入っていった。


その背中を見ながら自分の作業をする。

そうだった、おやっさんの言うように、最近事故が多発してる。

熱中症と見られる運転中の事故や、海水浴で溺れたり流されたり…。

ここ一ヶ月で、事故と言われるだけで100人以上がなくなっているらしい。


そんなことを考えながらも作業の目途がつく。


「っよし!」


走って休憩所へ向かいドアに手を伸ばしたその時…。



ドォオオオオオオン!!!


体が宙を舞った。


目が見えない…。

何が起こったのかわからない…。

そのまま地面に叩きつけられたのは分かった。

目を開けているはずなのに…何も見えない


真っ暗だ…なんだこれ?

おやっさん??



意識が薄れる。




光が差した…

さっきまで何も見えなかった暗闇に…光が差した。


その光に向かって手を伸ばす…あれ…?


手…あれ…


身体の感覚は一切ない…

なにか聞こえる??


「ぉぃ!しっかりしろ!!早く手術室へ!!」

中年男性の声が聞こえる。


あぁ、俺は病院に運ばれているのか?

何が起こったんだ??


「なッ!!!!」


急に光が強くなる…眩しくて目を開くことすらできない…。



ザァァァァァ

風が吹いた。



「お~~い兄ちゃん!!目、開けなよ」

幼い子供の声に反応して目を開ける。


「………ここ…どこだ…」

目の前に広がる景色を言葉では言い表せない…。

綺麗とか美しいとか…そんな言葉で片付けてはいけない気がする。


「ねぇねぇ…兄ちゃん!!」

呆気に取られていた俺の腕をぐいぐい引っ張る少年。


「あ…悪い。君は…誰だ?」

近しい人たちで心当たりはない…。


「あ、僕の名前かい?そうだな~、"あすか"とでも呼んでくれよ」

ニコニコしながら喋るこの少年は"あすか"というらしい。


「なぁあすか、ここって…?」

疑問を口にする前にあすかが喋る。


「ここはね…そうだね…死んだ人達の魂が、ここから長い長い階段を登るための休憩所みないなものかな?」

あすかは喋りながら指を指す。


そこには黒色から…奥の方は金色だろうか?

奥に行くにつれて明るくなっているようだ。


「ねぇねぇお兄ちゃん…お兄ちゃんは死んじゃったんだよ?」

あすかの笑顔は崩れない。


「…そう…なのか?俺は死んだのか…」

なんとなく記憶はある‥・でも…いまいち思い出せない。


「お兄ちゃん…もしお兄ちゃんの死の原因が…お兄ちゃん達の…違うな…」

あすかの笑顔は少しずつなくなり、言葉の途中で酷く悔しそうな顔をしている。


「お兄ちゃんはね…殺されたんだよ?」

暗い顔であすかは言う。

「…え?」

あすかの言葉を理解できずにいるとすぐに説明してくれた。


「あのね…僕は天使とか、神様とか言われる存在に近いものなんだ。

理解できなくてもいい、ただ話を最後まで聞いてほしいんだ…お兄ちゃんには頼みたいことがあるんだ。」


あすかが語ってくれた内容を簡単に言えば、

俺たちの世界の神様とか天使とか悪魔とかっていうののバランスが崩れたらしい。


均衡に保たれるはずのバランスが崩れた結果、人間が暮らしている世界にも影響が出ているんだとか…。

そんな中でも、一部の悪魔たちが人間を殺す遊びをしているらしい。

どんな人間をとか、どんなふうにとか…遊び感覚だそうだ。


「…。そう…なのか。」

俺は理解しようにも突拍子のない話でついていけない。

小説とかラノベとか色々呼んではいたが、実際そんな話をされても、

はいそうですか、と理解はできない。


「いいんだよ、お兄ちゃん。聞いてくれただけでいいんだ。」

寂しそうな顔をするあすかを見て、なぜだか胸が痛む。


「あともう一つ…お兄ちゃんにお願いがあるんだけど…いいかな?」

寂しそうな顔のまま問いかけてくる


「お兄ちゃんさ…もう一度、今の記憶を持ったまま…人生をやり直してみないかい??」

言葉を言い終わる前に、あすかの姿が変わっていく…


「ぇ?あ…あすか…」

俺は呆然とその成長を見守ってしまう。


「どうかな?」

急にイケメンになってしまったあすかに困惑を隠せない。


「え??え!?どうゆうこと!???」


「あっははははは、いいねその反応!」

高らかに笑いながらも表情には寂しさが残る。


「転生って、どう思う?」

あすかは少し歩きだしながら話す。


「どうって言われてもな…」

正直迷ってしまう…どうと言われても即決できない。


「これ…みて?」

あすかが手を伸ばすとそこに光の壁が現れた。

そこに移ったのは俺の彼女だ…名前は美羽(みう)

2年付き合って、プロポーズの準備までしたのに…。

そこには泣き崩れる彼女の姿があった。

正直見ていられない…こっちまで泣けてくる。


くやしい!!!くやしい!!!!!



そんなときだ…聞き覚えのある声が近づいてくる。


「あれ?お前…猫田か?」

楽しく頑張って書いていっちゃいます!

主人公の名前…無理ありますかね?笑

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