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廃課金アカウントと消えた仮想通貨  作者: ムカキン
第一章 廃課金さんとの出逢い
3/12

イチからオフの誘い

トップギルドへと場違いな加入をした俺


不思議だったが居心地は良かった。

ギルメン(ギルドメンバーの略)もフレンドリー。

廃課金揃いだからかおこぼれも有難い。

無課金プレイヤーといえど、

課金時におこぼれがギルメンに配られるのだ。

(なんたる天運!)

無課金でここまで育成順調なのは初めてだ。


それから一ヶ月程経った。


今では中級プレイヤーで、ギルメンとの会話も日常にまで及びチャットだけで終わる日もしばしば。

ギルド戦というのがあり、全員で戦うイベントもあるのだがもっぱら何もできず観戦、勝利の余韻と勝利アイテムだけ味わう。

(寄生王に俺はなる!)

プライドなんてないのだ。


そんな充実ゲームライフにも飽きは訪れる。


無課金の壁だ。

やはり中級止まり。

このゲームはレベル上がるほどエグい素材と建設時間を必要とされる。

時間については無課金だと延々と進まないのだ。


(ギルメンは一体いくら課金してるのだろうか)

おこぼれから察するにサラリーマンの月収はくだらない。

レベルマックス時の時間と素材を推測すると恐ろしかった。

億はいくんじゃなかろうか?


気さくで面倒見の良い<イチさん>

推定課金から何者かと畏怖を感じるものの、

リアル女なら浮気したくなっちゃいそうなオレがいる。


これがまた奇遇だった。

イチさんはご近所さんぽいのだ。

同県から話が弾むとローカルなお店などの話でわかったことだ。


(オフ会、、ないかぁw)

悟られたのだろうか。そんな事を思っていた時


『ムーさん(ムカキンが愛称になってた)、今度ご飯行こうよ★リアでギルド戦楽しもう!』


このお誘いは速攻承諾した。

壁を感じ、引退も考えつつあった俺にはタイミングも良かったからね。


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