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Guns Smoke Raven [傭兵は異世界でも武器をとるようです]  作者: 神無月 郁
第二部 第一章 傭兵と勇者として招ばれた少年
106/117

おーぷにんぐ 異世界を歩く人々

第二部もこちらの方で連載始めます。


個人的なわがままで一旦終わらせてしまいましたがまた自分のまがままで始めてしまいました。


許して(テヘペロ)




 囲んでで叩けば英雄も死ぬ。


 そんな言葉の通り。人は有機物はいつか死に絶える。それは全ての有機物にどこの誰かが決めたか知らない絶対的な理となっている。


  だからこそ我々は二度目の人生というものに憧れを抱く。二度目の人生……異世界転生という夢幻に。


 それがありもしない幻想だとしても、それが童が見る懐かしきあの真夏の昼間に見た昼夢だとしてもだ。


 彼等もそうであったのだろうか?もしかしたらそうかも知れないし。そうでないかもしれない。


 死ぬ間際に無理やり異世界に飛ばされた傭兵はそうだったのか?鉄の重みと硝煙から離れた平凡という日常の中で死ねたのに。烏は異世界でまた硝煙と血潮の香りそして鉄の重みに身を沈めた。


 幼く死を抱いてはならない少女は異世界で被差別民族となった。そんな彼女は己が生きる道をこの世界で生を掴むために己を砕いた銃に身を寄せた。それは本当に幸せなのか?


 彼等は自由を望んだ。この不自由な世界の中で出来るだけの自由を。それを成すためには力が必要だ。何にも変えられない純粋な力の結晶。それには可能だった。


 平和を造るものは武力でしかそれをなせない。


 では彼等はどうなんだろうか?


  何も知らず勇者として送り込まれた青年はどうなのだろう。純粋無垢に自分に降りたったこのチャンスを楽しみたいという欲望、故に愚かにも誰かの操り人形として知らぬ間に悪行に手を貸してしまう。


 それでも己がこの理不尽な世界を変えてやるという気持ちすら誰かの誘導だとてしても?


 全てを手に入れようとして全てを失った啄木鳥は?烏や仲間と共に世界を駆け裏切りそして彼の手によって葬りさられた彼女はどうなのだ?


 彼等は何を求めるのだろうか?


 それを確かめるにこの暗幕を開こうではないか。役者は既に揃った。後はその舞台へと向かうのみカーテンコールにはまだ早い。


 結末は既に皆知るところ。なら過程を見よう終わりと始まり、全てを見なければ物語は完結しない。


どうでしたか?

面白かったなら幸いです。

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