表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
1/4

怖かった話

ある夜、俺は兄貴と一緒に本を読んでいた。


「この時間に寝たら生活リズムが崩れるぞ」


兄貴がそう言ったので時計を見ると午前三時だった。


そうだ、明日は一時までには寝ないといけない。俺は3DSをしまい家に戻った。


ふと起きると母のベッドに横になっていた。頭を動かしテレビを見るとガッチャマンが放送されていた。


ガッチャマンを見たことはないがOPの歌詞は知っている。たぶんガッチャマンだろう。ガッチャマンのOPではニコニコ動画のように字幕が流れていた。


よくよく考えると母の部屋はテレビもパソコンも無いので、ここは台所かなぁとも思った。台所に寝る場所は無いが。


再び起きると午前五時だった。身体が動かない。金縛りというやつだろうか。


隙間から何者かの手足が見える。俺は恐怖し兄の元へ向かおうと思ったか身体は動かず声も出せない。おしっこも我慢できそうにない。


恐怖の中俺は学校行きたくないなぁと思った。すると自分の手足が少し動き、隙間から見える何者かの手足は自分の動きと連動していた。


(ああなんだ、俺の手足が反射してるだけか)


恐怖が消え去ったそのすぐ後、背後に気配を感じる。


(笑っているのか…?)俺は更なる恐怖を味わうことになった。


やはり身体は動かない、背後を振り向くことも出来ない。


ふと気付くと朝6時になっていた。俺は自分の部屋から出てご飯を食べた。


ああ、そういえば俺はもう学生ではなかったし兄貴も一人暮らしで家に居なかったな。それにしてもベッドから見える隙間ってなんだよ。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ