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そのいち

 むかしむかしあるところに、1人の魔王が居ました。魔王と言っても、なにも人間の敵となって悪い事をしていた訳ではありません。ただ、神殿のやり方に納得出来ずに教会から離れて新しく国を作り、そこで自分の考えに共感した人達と一緒になって幸せな暮らしをしていただけなのです。しかし、そのことを気に入らなかった神殿の人間は全ての教会に通達しました。あの新しい国は悪魔の国だと。そしてその国を統べる人間は魔王であると。

 神殿に逆らう人はあまり居ません。逆らえば直ぐに異端認定されて捕まり、広場で火炙りにされるからです。

 神殿は魔王の国に対して「神聖騎士団」と呼ばれる軍を送りました。その軍の人は、半分は熱心な神官以外には耳を傾けない人、半分は他人からモノを奪うことにしか興味の無い人たちで構成されています。その軍の勢いは凄まじいもので、瞬く間に一部の地域の平和に暮らしていた人達が蹂躙され、虐殺されていきました。

 魔王は悲しみました。昨日まで一緒になって笑っていた友人達やその家族、仲間達が今なお殺されていることを。

 情けないと思いました。自分にはその人達を助ける力が全く無いことを。

 考え、探しました。自分の国の民となってくれた人達を守る方法を。


 しかし、見つかりません。

 魔王は神様に願いました。自分は全てを失ってもいいから、「この国の人たちを助けてください」と。

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