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占う天女はワガママしつつ◯◯する!?  作者: 抹茶ラテ


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10/17

閑話:「感の良いガキは嫌いだね」

少しさかのぼり。

ここは――異世界。


アレフ大陸の東の王国「チロオ」、首都マト。

3人の冒険者が、カフェテリアのテーブルを囲んでいた。


「サクッとみんなレベル15だな!」

パパーンが笑うと、ディードとクレリが顔を見合わせた。


「あー。戻ってきてからの翌日、今までてこずってたモンスター相手に無双だったからな」

ディードは誇らしげ。


「でもさ、そのまた翌日にはレベル上がった分しかステータス増えてなくて普通に戻ってたけどな」

クレリがぼそりと返す。


「それなー。バフの切れ、早すぎだろ」

3人は同時にため息をついた。


彼らは数日前、謎の“バグ”で「ギンザのバー」とかいう場所に転移した。

そこでは“ビール”とか“ツマミ”とかいう不思議な食べ物を口にし――

結果、チート並みのバフがかかっていたのだ。


「もう一度行きたいんだよなぁ。あの泡立つ黄金の液体……」

「ビールってやつだっけ?」

「うん、あれ飲むだけで俺TUEEEE状態だもんな」


3人の視線が、ディードの手元に集まる。

そこには、例の転移魔道具。


「でも、前回のはテスト用だろ? 修復してねぇじゃん」

「試してみる価値はある」

「やめとけ、またバグって上半身だけ転移するぞ」


……しかし。


「いくぞ!」

パパーンが強引に魔道具を起動。


地面に魔法陣が展開し、淡い光が足元を包む。

――その瞬間、


どこからか

3人の脳に直接

>

『感が良すぎるガキは、嫌いだね。』




3人「!?!?」



次の瞬間、魔法陣はブツンと音を立てて消えた。

風が吹き抜け、何事もなかったかのように静寂が戻る。


「バグのバグだな」

「いや、あれは警告だ」

「ていうか、またあのバー行きたかった……」


3人はしばらく空を見上げたあと、

結局そのままギルドへクエスト求め行った。



---


一方そのころ――

ギンザのバー「葦原」では、キラキラ女子2人組がミャウリに占ってもらっていた。


恋愛運、ファッション運、行動力。

すべてに小さなバフが乗る。


神々しいエフェクトがふわりと二人を包み、

鏡の前の自分たちを見て、思わず顔を見合わせる。


「……いけそう♡」

「今夜は勝てる気がする♡」


彼女たちは颯爽と夜の街へと消えていった。



ーーーー


ミャウリはカウンター越しに、

ゆらゆらと尻尾を揺らしながら呟いた。


「ふふ、感の良い素直な女子は、好きにゃ♡」



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