書類
カーテンにより窓より入る光を遮断された薄暗い部屋
その部屋の中では黒髪黒目身長160㎝程の青年が机の近くに散らばっている書類に手を伸ばしたりひっこめたりしていた
何故、青年…マナはそんなことをしているのか? それは
(どうしよう、この書類をかたずけなきゃいけないのに手が…いや、身体が拒否する)
マナは震える右手を左手で抑える
(いや、別に片付けるのが嫌という訳ではないのだ、何せ集めるだけだから、だが、問題はその後だ、それは何故か? そんなもの決まっている、集めたら俺はこの書類を処理、詰まり仕事をしなければならない、それは面倒だとてもとても面倒だ)
しばらくの間マナは震える右手を左手で抑える、と言うとてもとても中二チックな動作をし続ける
そんなことをして何分たっただろうか少なくとも10分はたった時マナに簡単に書類を処理できるとてもとても画期的なアイデアを思いつく
そして、マナは思い立ったが吉日と言わんばかりのスピードで書類を集める
マナはもう書類が落ちてないことを確認すると画期的なアイデアを実行に移す為に窓へ近づきカーテンを開け窓を開ける
「書類ってーのはなー! こうやって処理すんだよっ!!」
マナはそう言うと、窓の外に書類を投げ捨てる
最初は纏まっていた書類が投げられた衝撃で拡散してひらひらと落ちていく光景を見ながらマナは
「もう、人に掴まるんじゃないぞ」
そう、言い窓を閉める