朗報 マナとグラディウスついに捕まる
とある町の城門、剣士と魔術師の青年
だが二人は今町の兵士に囲まれていた
「貴様ら! 指名手配犯のマナ・マヒアとグラディウス・アルドだな!」
「違います!」
兵士の中で一番鎧が立派な隊長と思われる者が問うとマナが声高らかにそして食い気味に答える
「な、なら、貴様らは何者だと言うのだ!」
「真核生物ドメイン、動物界、脊索動物門、哺乳鋼、霊長目、ヒト化、ヒト属、ホモ・サピエンス、に属する個体名マナ・マヒアだ!」
マナはこの時を待っていたかのように嬉しそうにそしてまた食い気味に答える
「???」
隊長は混乱していた言語は同じなのに何を言っているか分からないそして何より先程、マナ・マヒアか? と問い違うと言ったのにも関わらず目の前の者はマナ・マヒアと名乗ったのだ
「…………き、貴様やはりマナ・マヒアではないか!」
しばらくし、隊長は混乱から回復し言葉を振り絞る
だが、マナとグラディウスはひどい奴らだった何故かというとこいつらは隊長さんの話を聞いていなかったのだ
「なあ」
「ん?」
「俺たちって、ホモサピエンスなのか?」
グラディウスのその言葉にマナは目を見開きあきれたように言う
「はぁ~、グラディウスは人類史を学んでいなかったんですか? 馬鹿だとは思っていましたけどこんなに馬鹿だったのか」
マナの馬鹿を強調した言い方にグラディウスは苛立ったのか、少し声を大きくして話す
「ちっがうは、この馬鹿! 俺が言いたいのは、この世界の人間がホモサピエンスとは限らないってことだ!」
「はぁーっ! 前世の体ともほぼ同じだしどう見てもこの世界の人間はホモサピエンスだろ」
「分からないだろ! いくら見た目が同じでも魔力があったり、魔獣やらがいて前世とは生態系がまったく違うんだだから!」
「うるさい! 黙れ! この人類史初心者!」
「それはそお前もだろうが!」
そんな言い争いをしている二人の裏で兵士達は着々と準備を進めている、何の準備か? だって? それはマナたちを捕まえる準備だ、だがマナ達はそんなことに一切気づかない
そして、ついに兵士たちの準備が整う
ここはとある街の一室まあ、一室と言っても壁は石造りで壁の一か所は鉄格子で出来ている、まあ、要するに牢屋だ、兵士や騎士団の詰所の牢屋に勾留されている
「なんで俺らは指名手配されて牢屋にいるんだろうな」
「さぁ?」
「どっかの馬鹿がむかついた奴に大魔術打って街を半壊させたせいじゃないかな?」
「いや、どっかの馬鹿がむかついた相手を切った挙句に街を真っ二つにしたせいじゃないかな?」
「はぁ~」
どこからかため息が聞こえる。
ため息の犯人は見張りの兵士であるが、これは仕方がない何故なら二人は牢屋に入ってからずっとこのような責任の擦り付け合いをしているからだ
だが、マナとグラディウスにとってはいつもの光景だだが、残念ながらマナの一言でいつもの光景が終わりを迎える
「さぁ、そろそろここから出ますか」
マナはそう言うと立ち上がる
そしてそれと同時に入り口を見ていた見張りの兵士がこちらを見てくる
「でもさぁ」
マナの言葉にグラディウスが疑問をぶつける
「確かにここから出るのは簡単だがその後はどうするんだ? この街から逃げてもほかの街で追われるだろ」
「まあ、そこは幸いなことにここは小国だからさっさと別の国に行っちゃえば大丈夫でしょ……多分」
マナの最後のつぶやきに一抹の不安を感じながらもグラディウスは立つ
そして、マナの手に奪われたはずの黒い杖が姿を現す、白と黒が混ざり合っている水晶が使われ杖の下側には茶色の逆三角形の宝石がはめ込まれた杖がマナの手に掴まれると、その直後牢屋が吹き飛ぶ
ここはとある山の中そこには牢屋から逃げ出した二人がいた
剣士と魔術師の青年
「はぁ、スゥー、はぁ、スゥー、はぁ、スゥー」
魔術師のマナが膝に手を置き上がっている息を整える
しばらくして息が戻り始めた時近くの岩に座る
「お前この程度で息が上がる何て体力なさすぎだろもっと運動しろ」
グラディウスが疲れ果てているマナに文句を言う
「うるさい、黙れ、脳筋、お前にとってはこの程度余裕だろうが俺にはキツイんだよ」
マナの言葉の後グラディウスはつぶやく
「山一つ全力疾走して来ただけだろ」
「は??」
だが、マナはグラディウスのつぶやきを聞き怒りをあらわにし疲れを忘れ腰かけていた岩から立ち上がり朝に門の前でやった低レベルの言い争いを再開する
なおこの後三時間ほど低レベルないい争いをし、追ってきた衛兵に見つかりもう一度逃走劇を繰り広げる事になるのは別のお話




