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この作品には 〔残酷描写〕が含まれています。
苦手な方はご注意ください。

嘘で絡まるこの世界で唯一の真実を

作者: ゆい

嘘。これは私たちときっても離せない存在である。

これはそんな世界に生きる主人公のお話です。

この世界は嘘で絡まっている。

他人を陥れるための嘘

自分を守るための嘘

周りを守るための嘘

僕はこんな嘘だらけな世界が嫌いだ。

この世界に生まれた自分を憎む。

産んだ親を憎む

ああこんな世界ならとっとと消えたい。

嘘をついて陥れ合う

そんな常にバトルをしているような世界に僕は楽しさを見出だせなかった。

まあでもこんな事を考えている僕も嘘つきだ。

真実を伝えてもどーせ信じてもらえないからさぁ。

真実は嘘によって壊され非難される。

僕はこんなの嫌だ。

なんで?なんで真実が跳ね返されて嘘が受け取られるの?

ホントのことを伝えても否定されるの?

おかしいよ。

僕は最初から自分を悪者にする嘘をついてしてみんなを守り続けていた。

なのにみんなみんなみーんな僕に感謝してくれない。

これが当たり前になっちゃったのかな?

こーやって守ってあげる嘘だけの世の中がいいよ。

なのに他の人は皆んな嘘で責任から逃れようとして、真実を知っている人は隠され。妨げられ。

ああいつか真実に染まる。そんな世界に僕は住みたい。

だけど僕の願いは叶わない。

今日もまた嘘だらけな世界が始まる。

空が明るくなるたびに僕は暗くなる。

1日が終わるたびに僕は暗くなる。

今日もまた。嘘ついちゃったな。

僕は何もやっていない。

けれどみんなが幸せになれるならやったことにして、みんなの的になる。

ああ僕は幸せになれないんだ。

嘘つきは幸せになれないんだ。

人生。楽しくないな。

嘘に染まったこの世界に嫌気が差す。

消えたい。本気で心から思い口に出す。

するとみんなが集まってきて心配する。

普段は見向きもしないくせにこういうときだけ優しさを気取る。

僕が消えないって言うと「よかったね!」それだけ残して離れてゆく。自分の手柄のようにして。

嘘で着飾り自分の手柄にする。

嘘で着飾らせ相手の手柄にする。

圧倒的後者だけだったらいいのになぁ。

でもここは圧倒的前者だけな世界だ。

嘘って諸刃の剣だなと感じるよ。

相手を守る時に嘘っていう攻撃をすると自分が悪く見えちゃうから結果的に傷つくのは自分となってしまう。

だけど助けずに放置したり批判したらそれはそれで別のことが起こるから僕には助ける以外できない。

そんな嘘だらけの毎日を繰り返した。

ある日僕はやってはならないことをしてしまった。

嘘で人を傷つけてしまった。

あああいつらみたいになっちゃった。

僕が傷つけてしまった人は現在学校に来ない。

ああ僕のせいだ。

僕は自分を責めた。

僕は嘘がつけなくなった。怖くなった。

もう僕は嘘を僕は嘘がつけなくなった。

真実だけで生きることにした。

僕に人を守る力はないのだから僕は人から距離を置いた。

僕は信じられようがられまいが常に真実だけで動いた。清々しいほどに真実だけで。

すると孤独になった。

ああ僕は幸せになれないのか。

END

今回はエピローグはつけません。結末はあなたの行動次第。

嘘の世界と真実の世界。色んな世界があるけどどの世界がいいのか。あなたにおまかせします。

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