閑話:艦船紹介と用語解説、組織構造について
読んでおくと本編が楽しくなるかもしれない、目に見えたり見えなかったりする設定たちです
地球政府宇宙軍 現用艦船ファイル(2111年度版)
在籍中艦艇数 戦艦16隻 巡洋戦艦15隻 軽巡洋艦70隻 重巡洋艦65隻 駆逐艦286隻 補給艦29隻 整備艦23隻 医療艦7隻 コルベット20隻 フリゲート20隻
航宙戦艦…計16隻運用中
メリーランド級航宙戦艦…6隻(メリーランド、コロラド、ネルソン、ロドニー、長門、陸奥)
兵装 42.3㎝3連装陽子砲×6 20.3㎝連装副砲×4 10.3㎝連装重レーザー対空砲×4 8.8cm連装パルスレーザー対空砲×26
艦隊旗艦用として建造
第1~6まで各艦隊に1隻づつ配備中
レキシントン級航宙戦艦…3隻(レキシントン、ガングート、ヴィットリオ・ヴェネト)
兵装 38.4㎝3連装陽子砲×4 20.3㎝連装副砲×2 10.3㎝連装重レーザー対空砲×2 8.8cm連装パルスレーザー対空砲×24
通常型航空戦艦
現在、3番艦のヴィットリオ・ヴェネトと連絡取れず
ミナス・ジェライス級航宙戦艦…3隻(ミナス・ジェライス、伊勢、ワシントン)
兵装 38.4㎝3連装陽子砲×5 20.3㎝連装副砲×4 10.3㎝連装重レーザー対空砲×4 8.8cm連装パルスレーザー対空砲×28
改レキシントン級
4番艦のバイエルンを建造中
伊勢のみ、エンタープライズ級のテストベットとして特殊改装済み。艦載機運用能力を持つ
セラシェ級航宙戦艦…3隻(セラシェ、キング・ジョージV、クイーン・エリザベス)
兵装 41cm3連装砲×4 15.5㎝3連装副砲×3 12.7㎝連装速射両用砲×8 30㎜CIWS×8 40㎜B4連装機関砲×30
全兵装が実体弾の旧式艦
2082年のEGF「如月」誤射事件以来、宇宙軍全体で無誘導実体弾の使用を禁止しているため予備役に属する
エンタープライズ級航宙戦闘空母…1隻
兵装 50.4cm3連装陽子砲×6 20.3㎝連装副砲×4 10.3㎝連装重レーザー対空砲×4 8.8cm連装パルスレーザー対空砲×40 マルチミサイル発射管×80セル 艦載機:70機
地球軍総旗艦を予定していた戦艦
戦艦でありながら航宙機の運用を可能としていて、その打撃力は単艦で1個航宙戦隊と同等
シリウスで竣工し、プロキオンに一時駐留中だったものの連絡取れず
航宙巡洋戦艦…15隻運用中
レナウン級航宙巡洋戦艦…3隻(レナウン、レパルス、リシュリュー)
兵装 38.4㎝3連装陽子砲×5 20.3㎝連装副砲×4 10.3㎝連装重レーザー対空砲×2 8.8cm連装パルスレーザー対空砲×20 マルチミサイル発射管×64セル
最新鋭巡洋戦艦
攻撃力と防御を高水準で両立している。
第6艦隊に配備中のリシュリューとの連絡取れず
ディアフリンガー級航宙巡洋戦艦…4隻(ディアフリンガー、リュッツオウ、シャルンホルスト、シャルルマーニュ)
兵装 38.4㎝3連装陽子砲×4 20.3㎝連装副砲×4 10.3㎝連装重レーザー対空砲×2 8.8cm連装パルスレーザー対空砲×18
ハイパードライブ航続距離を重視した巡洋戦艦
巡洋戦艦としては防御力が高いが、その分伊吹型と比べ速度で劣る
伊吹型航宙巡洋戦艦…4隻(伊吹、天城、アラスカ、ストラスブール)
兵装 38.4㎝3連装陽子砲×4 20.3㎝連装副砲×4 10.3㎝連装重レーザー対空砲×2 8.8cm連装パルスレーザー対空砲×16
速度を重視した巡洋戦艦
ディアフリンガ―と比べ防御力が低い
フッド級航宙巡洋戦艦…4隻(フッド、コンテ・ディ・カヴール、キーロフ、テゲトフ)
兵装 38.4㎝連装陽子砲×7 20.3㎝連装副砲×6 8.8cm連装パルスレーザー対空砲×20 SSSM8連装対空ミサイル発射機×8
通常型巡洋戦艦
旧式化しつつあるため、現在代艦の設計中
重航宙巡洋艦…65隻運用中
ボルティモア級重航宙巡洋艦…35隻
兵装 20.3㎝連装陽子砲×6 10.3㎝連装重レーザー対空砲×2 8.8cm連装パルスレーザー対空砲×10 53㎝航宙魚雷発射管(片舷10)×2 53㎝航宙魚雷発射管前部×6、後部×4
2090年度計画で整備された重巡洋艦
現在、「摩耶」「キャンベラ」「サウサンプトン」「スヴァリィエ」「ボルティモア」が機関更新のため入渠中
足柄級重航宙巡洋艦…26隻
兵装 20.3㎝3連装陽子砲×6 10.3㎝連装重レーザー対空砲×2 8.8cm連装パルスレーザー対空砲×10 53㎝航宙魚雷発射管(片舷5)×2 53㎝航宙魚雷発射管(前部)×6
火力に特化した重巡洋艦
船体がボルティモア級基準のため、居住性に若干の難あり
アドミラル・ヒッパ―級重航宙巡洋艦…4隻
兵装 20.3㎝3連装陽子砲×5 10.3㎝連装重レーザー対空砲×4 8.8cm連装パルスレーザー対空砲×12 61㎝航宙魚雷発射管(片舷8)×2 61㎝航宙魚雷発射管前部×4、後部×4 マルチミサイル発射管×40セル
新規設計の船体に発展型の主砲を採用したことで居住性が大きく改善された。
攻、防、速を高水準で兼ね備えており現在量産中
建造に入手の難しいアルタイルスチールが必要なため、量産と運用に若干の不安あり
軽航宙巡洋艦…70隻運用中
タウン級(エディンバラ級)軽航宙巡洋艦…20隻
兵装 17.4㎝連装陽子砲×4 8.8cm連装パルスレーザー対空砲×10 61㎝航宙魚雷発射管(片舷15)×2 61㎝航宙魚雷発射管前部×8、後部×4
2090年度計画で整備された軽巡洋艦
ボルティモア級をほぼそのまま縮小している
雷装に特化しすぎているため、主に航宙水雷戦隊に配備
セントルイス級軽航宙巡洋艦…50隻
兵装 17.4㎝連装陽子砲×5 10.3㎝連装重レーザー対空砲×2 8.8cm連装パルスレーザー対空砲×10 61㎝航宙魚雷発射管(片舷12)×2 61㎝航宙魚雷発射管前部×6、後部×4
タウン級の運用に難があったため艦隊型として再設計した艦
全体的に平均的にまとまっており、特にこれといった特徴はない
鈴谷級軽航宙巡洋艦…建造中
兵装 17.4㎝連装陽子砲×5 10.3㎝連装重レーザー対空砲×4 8.8cm連装パルスレーザー対空砲×16 61㎝航宙魚雷発射管(片舷12)×2 61㎝航宙魚雷発射管前部×6、後部×4 マルチミサイル発射管×24セル
改セントルイス級として、対空に注力した艦
今後のスタンダードとなるであろうマルチミサイル発射管を搭載
航宙駆逐艦…286隻運用中
レーベレヒト級航宙駆逐艦…10隻
兵装 14.2㎝連装陽子砲×3 61㎝航宙魚雷発射管(片舷10)×2 61㎝航宙魚雷発射管前部×8、後部×4 7.8㎝パルスレーザー対空砲×14
ラインハルト前総司令官の提唱する「無人艦隊構想」の第一弾として、各所の自動化を進め徹底した人員削減が行われた艦
しかしその影響で各所の兼任が多くなってしまい、負担が増えてしまう欠点があったため10隻で建造中止
現在、10番艦のサミュエル・B・ロバーツがライカ宇宙軍女学校で演習艦として運用中
ミハイル級航宙駆逐艦…264隻
兵装 14.2㎝連装陽子砲×3 61㎝航宙魚雷発射管(片舷10)×2 61㎝航宙魚雷発射管前部×6、後部×4 7.8㎝パルスレーザー対空砲×12
レーベレヒト級の嚮導型として設計された駆逐艦
「無人艦隊構想」の中止とレーベレヒト級の運用に難があったため急遽通常型駆逐艦として大量生産が決定された
11番艦のジャーヴィスがライカ宇宙軍女学校で演習艦として運用中
モガドール級航宙駆逐艦…10隻
兵装 12.4㎝連装陽子砲×3 53cm航宙魚雷発射管(片舷10)×2 53㎝航宙魚雷発射管前部×6、後部×4 7.8㎝パルスレーザー対空砲×12
宇宙軍初期の駆逐艦
旧式化が進んでおり、必要人員も多いことからマラエシュティ級への置き換えを進めている
マラエシュティ級航宙駆逐艦…2隻
兵装 14.2㎝連装陽子砲×5 61㎝航宙魚雷発射管(片舷12)×2 61㎝航宙魚雷発射管前部×8、後部×4 8.8㎝パルスレーザー対空砲×14 マルチミサイル発射管×16セル
最新鋭駆逐艦
主にモガドール、レーベレヒト級代艦
これまでにない重武装を特徴としているが、その分コストが増したためあくまで代艦としてのみ建造が認可された。
コルベット(航宙哨戒艦)…20隻
アゾレス級コルベット…20隻
兵装 12.4㎝連装陽子砲×2 61㎝航宙魚雷発射管前部×6 7.8㎝パルスレーザー対空砲×4
小型哨戒艦
遠距離光学通信装置を搭載している
艦載偵察部隊の編制を開始しているため規模を縮小予定
フリゲート(航宙護衛艦)…20隻
朝潮級フリゲート
兵装 14.2㎝連装陽子砲×2 53㎝航宙魚雷発射管前部×4 後部×4 8.8㎝パルスレーザー対空砲×6
小型護衛艦
緊急時の輸送航路護衛が主任務
航宙艦載機母艦(航宙空母)…18隻
サラトガ級航宙艦載機母艦…1隻
兵装 14.2㎝連装陽子砲×4 10.3㎝連装重レーザー対空砲×4 8.8cm連装パルスレーザー対空砲×20 搭載機数 90機
航宙機の発展に伴い、艦隊に随伴しての航宙機運用可能な艦として設計された
初期設計のため主砲を搭載している
イラストリアス級航宙艦載機母艦…5隻(イラストリアス、イントレピッド、赤城、フォッシュ、フューリアス)
兵装 10.3㎝連装重レーザー対空砲×8 8.8cm連装パルスレーザー対空砲×28 搭載機数 100機
サラトガ級の発展形
臨時旗艦としての機能を有する
インディペンデンス級軽航宙艦載機母艦…4隻(インディペンデンス、ザイドリッツ、ペーター・シュトラッサー、ラングレー)
兵装 14.2㎝連装陽子砲×2 10.3㎝連装重レーザー対空砲×4 8.8cm連装パルスレーザー対空砲×18 搭載機数 60機
サラトガ級の縮小版
直衛及び偵察機の割合が多い
ジョッフル級軽航宙艦載機母艦…4隻(ジョッフル、グラーフ・ツェッペリン、ニミッツ、カレル・ドールマン)
兵装 10.3㎝連装重レーザー対空砲×6 8.8cm連装パルスレーザー対空砲×20 搭載機数 62機
新型カタパルト搭載艦
飛鷹級軽航空母艦…2隻(飛鷹、瑞鳳)
兵装 10.3㎝連装重レーザー対空砲×6 8.8cm連装パルスレーザー対空砲×22 搭載機数 72機
ジョッフル級と同程度のサイズながらも搭載機数増に成功した艦
高速輸送艦としての運用も可能
補給艦…29隻
リバティ級補給艦…29隻
兵装 8.8cm連装パルスレーザー対空砲×8
艦隊追従が可能な長距離補給艦
物資、弾薬を搭載
整備艦…23隻
メデューサ級艦船整備艦…3隻
兵装 7.8㎝単装パルスレーザー対空砲×4
宇宙軍初期の整備艦
航宙艦船の大型化に付いていけず、現在は地球圏の第一艦隊で3隻のみ運用中
ユニコーン級艦載機整備艦…4隻
兵装 8.8cm連装パルスレーザー対空砲×8
初期の艦載機整備艦
現在は主に欠損機の補充が主任務
臨時空母としても使用可能
明石級艦船整備艦…16隻
兵装 8.8cm連装パルスレーザー対空砲×8
大型整備艦
高い補修能力を有する
戦艦から駆逐艦まで、幅広い艦の修理が可能
医療艦…7隻
クラクフ級医療艦…7隻
兵装 なし
艦内設備での治療が難しい負傷者を収容する医療艦
高度治療室及びメンタルヘルス施設を備える
艦隊編成について
・第1~第6艦隊まで存在
・第1艦隊…地球圏配備
第2、第3艦隊…アルファ・ケンタウリ方面配備
第4艦隊…アルタイル方面配備
第5、第6艦隊…プロキオン、シリウス配備
・1個艦隊基本編成…航宙戦隊×2
航宙水雷戦隊×4
機動部隊×1
補助艦隊×1
計87~88隻
・航宙水雷戦隊…巡洋艦2(軽巡1、重巡1)駆逐艦4
航宙戦隊…戦艦1(旗艦部隊は戦艦1、巡洋戦艦2)、巡洋艦4(軽巡2、重巡2)、駆逐艦6
機動部隊…空母3(大型空母1、軽空母2)、巡洋艦3(軽巡1、重巡2)、駆逐艦9
補助艦隊…補給艦5、整備艦4、医療艦1、軽巡洋艦2、駆逐艦10
※下記2部隊は臨時部隊とし、必要時に艦隊に組み込む
偵察艦隊…コルベット4隻
護衛艦隊…フリゲート4隻
※臨時編成によって上記の通りとはならない場合もある
一部艦隊はこの通りではない
用語等解説
EGSとは
地球政府軍所属艦であることを表す艦船接頭辞
通信時はまずこの接頭辞を言ってから艦船名を名乗ることが義務付けられている
艦側部にも、地球政府宇宙軍のエンブレムと共に描かれている
「無人艦隊構想」について
ラインハルト・リヴァーリアス前宇宙軍総司令官が推し進めた艦隊構想。
以下、2089年宇宙軍総司令部定例会議にてラインハルト前司令官が発言した内容
「地球は前大戦により未だ疲弊しており、軍の根幹たる『人という資源』はありとあらゆる場所で必要とされている。
当然、宇宙軍がそれを独占してしまうのはあってはならないし、宇宙軍の規模拡大を止めるというのも認められない。
そこで私は人を必要としない、AIで操作される艦で構成された艦隊、『無人艦隊構想』をここに提案する。
AIに艦を任せる、これは諸君らに反乱の不安を与えるかもしれない。だが人の乗った艦が反乱しないなどと言い切れる者はこの場にいるだろうか?
もちろんこの発言は反乱をよしとするものではない。それにいきなり全自動化をした艦船を作っても、それが満足に動くかどうかはわからない。
なのでまずは省人化を行った艦船を作る。これをテストベットにし、いずれは宇宙軍の人員数を今の3分の1にするつもりである」
この構想の元、航宙駆逐艦レーベレヒト級が建造されるも、まだ未熟な自動化技術と徹底した省人化は逆に乗組員への負担を増やしてしまい、レーベレヒト級は当初の建造数を大きく下回る10隻で中止となった。
またラインハルト前総司令官が交通事故で死亡したのも合わせ、「無人艦隊構想」は消えることとなった
しかし、レーベレヒト級で培った省人化技術や軍全体の各種業務の効率化により、結果的に宇宙軍全体の必要人員の削減に成功した。
EGS「如月」誤射事件
2082年2月15日、砲戦訓練中のサウスダコタ級航宙戦艦2番艦「山城」の発射した砲弾が、偶然砲口直線上に居たアマゾン級航宙駆逐艦2番艦「如月」に直撃した事件
当時、有視界戦闘演習中であった「如月」はセンサー類を切っており、砲弾の接近に気が付くことができなかった。またシールドも左舷方向に集中展開していて、右舷から接近する砲弾に対処することは不可能であった
「山城」の砲弾は「如月」の魚雷格納庫に直撃し誘爆。脱出する間もなく乗組員全員が死亡した
この事件を受け、無誘導実体弾は理論上無限に飛翔し、確率は低いものの他の物体に衝突する可能性があることから
改めて危険性を指摘され、以後宇宙軍艦船は無誘導実体弾の使用を禁止した。
そして艦載機等で運用されるミサイルに対しては、目標を外れた上で母機から一定以上離れた際に自爆する機能を付けることが義務付けられた
地球政府宇宙軍 組織構造
・宇宙省
・宇宙軍総司令部
・宇宙軍作戦本部
・宇宙軍各方面軍
・地球圏本星軍
・アルファケンタウリ方面軍
・アルタイル方面軍
・シリウス・プロキオン方面軍
・宇宙軍参謀本部
・宇宙軍輸送本部
※上から上位組織順
各組織の役割
宇宙省
・宇宙軍最高権力
・総司令部から要望のあった各種生産の検討と認可
・宇宙軍全体の希望予算案を議会へ提出
・総司令部、議会との調整に基づいた最終生産案の
策定及びそれに基づいた企業、造船所への発注
宇宙軍総司令部
・宇宙省への予算案提出
・各種作戦の認可
・作戦本部から要望のあった各種生産の検討
・上記を含めた総合生産案の提出
宇宙軍作戦本部
・参謀本部の提案する作戦の調整と総司令部への実行許可要請
・戦術的観点から基づく各種生産案の提出
・航宙艦隊の総指揮
・第1~第6艦隊の編成と統括
宇宙軍参謀本部
・作戦案の作戦本部への提出
・各方面軍及び作戦本部への
アドバイザーの派遣
宇宙軍輸送本部
・参謀本部との兵站の観点に基づく作戦調整
・宇宙軍全体の軍需物資輸送管理
・緊急時の軍民両方の輸送管理
宇宙軍各方面軍
・作戦本部から提案された作戦の現場調整と実行
・各艦隊の統制及び訓練、展開
地球圏本星軍
・地球政府本星「地球」の防衛
・第1艦隊所属
アルファ・ケンタウリ方面軍
・アルファ・ケンタウリ星系内惑星「クレージュ」の防衛
・第2艦隊及び第3艦隊所属
アルタイル方面軍
・アルタイル星系内居住区の防衛
・第4艦隊所属
シリウス・プロキオン方面軍
・シリウス及びプロキオン両星系の居住区の防衛
・第5艦隊並びに第6艦隊所属
補足
・軍が独自の戦力を持つことがないよう、生産の発注(生産権)は文民機関である宇宙省が所有する
・総司令部の提出した予算案は宇宙省内部での検討の後、議会に提出する仮予算案となる
仮予算案は宇宙軍総司令部との調整の後、宇宙軍希望予算案として議会に提出される
・宇宙軍希望予算案は、議会からの要望があった場合は宇宙省で再検討が行われる
議会の賛同を得られない限り再検討は継続して行われる
・議会の賛同を得た希望予算案は最終予算案として決定され、最終生産案はその中に含まれる
・緊急時、議会の承認を得た場合は臨時予算が給付される
臨時予算内でのみ、総司令部は直接企業と造船所への発注が可能である(生産権臨時譲渡)
発注内容は議会及び国民に開示される
・各方面軍は、提案された作戦に対し再検討を要請することが可能である
・各星系に一個艦隊が基本編成となっている
アルファ・ケンタウリは各星系との連絡拠点であり、重要度が高いため2艦隊が方面軍に所属している
・予備役に属している艦船は作戦本部の判断に応じて再就役が可能である
・宇宙軍総司令部は、地球政府首都「ニューワシントン(旧名:ロサンゼルス)」に置かれる