「アレス」
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ゆきぽんずです。
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この世界の名は「アルテマ」
「アルテマ」は現代の文明が進化した結果、人間から発せられているオーラ(魔素)の解明に成功した。
その結果、この世界には魔法が広まり、今では考えられないような発展を見せている。
人が空を飛び、天候すらも操るような超魔道士さえも存在する。
しかし、この世界では魔素が悪用され、魔物が生み出されてしまった。
その魔物達が進化し、やがて魔族が存在するような世界にまで発展してしまったこの世界では、魔力量がものを言う世界となってしまった。
魔族や魔物を倒すために、基本的に魔法を使うため
それによって人々の差別化が行われることとなった。
というのも魔力量が魔法を行使する力に変わるため、人々の差別化は仕方の無い結果と言える
例えば5歳児と10歳児でも魔力量が5歳児の方が多ければ、5歳児が優遇される
つまり魔力量が多ければ多いほど、この世界では大きな権力を持てるということである
魔力量は生まれつきに与えられたもので、成長しても魔力量の最大値は変わらないとされる
だからこそ、この魔力量は指標になり、実際に活躍している英雄達も全員子供の時から魔力量がずば抜けていた
凡人は最大魔力量は多くて1000程度だが、英雄達の多くはその100倍を優に超える
魔力量が多ければそれだけで貴族となり、逆に少なければそれだけで平民または奴隷扱いとなってしまう
この魔力量は遺伝も強く関係しており、貴族の子供は総じて魔力量が多く、平民の子供には魔力量が多いものは滅多にいない
たまに平民でも魔力量が多い子供が生まれるが、それでも貴族の子供には遠く及ばない
そのため、この世界では差別・搾取が日常として行われている
こんな世界にある1人の子供が生まれる
その名は「アレス」
両親は平民であり、子供には強く生きて欲しいと思い、軍神の名を付けた
この子供がほんとに世界を変えるとは、誰もその時は思っていなかったのである