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朽ちた校舎でよくあること  作者: ツヨシ×高山由宇×IDECCHI51
6/7

第6幕

「うあぁ」

呆然としていた従兄の耳に、Tさんの声が届いた。



 見ればすぐ目の前にいたTさんが、何者かによって後方に引きずられているかのような動きで、ライターの灯りの届く範囲から消えたのだ。



「Tさん!」



 従兄はTさんの消えた方向に向かったが、Tさんの姿を見つけることは出来なかった。




 その後従兄は、一晩中Y先生とTさんを探したのだが、無駄だったのだと言う。

朝になり、警察と学校にそのことを告げた。



 当然、立ち入り禁止の旧校舎に入ったことに関して、従兄は責められたそうだ。

警察も旧校舎をくまなく捜したそうだが、何も見つけることは出来なかった。



「絶対にあそこにいるはずなんだが……」



 従兄はそう言った数日後、その姿を消した――

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