表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
近未来SF短編集 in United Corporation of JAPAN  作者: あのワタナベ
0010

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

59/97

運送業


 またどっかの市民団体がデモやってるってよ。

 企業軍はなにやってんだ。

 xx号線はほとんど動いてねえ。有料道路のほうがマシだ。


 音声通話(ウォーキートーキー)アプリに交通情報が飛び込んでくる。


 なんでそいつらが検問なんぞやってやがんだ。俺たちを巻きこむんじゃねえよ、ったく。こっちも市民だっての。

 余裕をみて一時間に一回の休憩だと? そんな休めやしねえよ。すでに15分遅れちまってる。


 この渋滞も検問だかの影響か。警察はなにやってんだよ。他人様(ひとさま)に迷惑かけながら権利がどうとか喚く連中はしょっ引いちまえってんだ。こっちの権利を侵害してんだよ。クソが。


「xx号線の脇道もかなり詰まってきてる」


 音声通話のマイクにがなる(・・・)


 せっかく稼ぎのいい仕事だってのに。間に合わなかったら全額受け取りは見込めない。前金は受け取ったが、これだけじゃ割に合わない。企業警察に捕まる可能性だってあるんだ。

 履歴じゃ前科はないが、場合によっちゃ実刑だ。運が良ければ執行猶予がつくかどうか。


「くそっ」


 飾りみたいなハンドルを殴る。

 まともに握らずとも走りゃするからな。


ホーン(クラクション)が聞こえない渋滞ってのもずいぶん久しぶりだな」


 ステイツにいた頃はやかましいにもほどがあった。

 だがこいつらはなんで静かに待ってるんだ?

 文句があったら言え。気に入らないことがあったら吠えろ。それでいいじゃないか。

 そこで検問とやらをしてる連中と同じことだぞ。


 こいつら、覚悟しとけよ。帰りに通る時はお前らミンチにしてやる。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ