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ifの世界から来ましたが  作者: 篠宮花袋
八巡目の世界・奪還
329/400

318話最速ですら

「やっぱり習得してやがったか...」

「当たり前だ。いつまでも、ルクスの後ろを追いかけてる訳にはいかないからな。というか気づかなかったのか?」

「いや、感づいてはいたんだが...お前魔力隠してだろ。隠された魔力を、わざわざ見つけようなんて思わないだろ」


流石...としか言いようがない。もちろん、魔力を隠す技もルーカスから教わったものだが、並大抵の実力者なら魔力を隠していたことにすら気づかない


「そういえば、お前は一段階目でいいのか?」

「当たり前だろ。二段階目まで使ったら、お前どころかこの森が消え去るしな」

「確かにそうだが...後悔すんなよ?」

「俺に勝てるつもりか?やめとけやめとけ。今のお前じゃ無理だ」

「やってみなくちゃ分かんねーだろ。目標は...常に高く!」


剣をルーカスの後ろの木に向かって投げ、瞬時にライディングを発動させる。移動を終えた後も、ルーカスの視線は前を向いていた

だが相手もギルドマスター...深くは当たらない。そう確信させるほどの実力を今まで見てきた

だからここは...


「ライディング!」


もう一度剣を投げ、ルーカスの正面に移動する。予想通りルーカスの剣は、後ろの木に向かっていく。ルーカスが、後ろに俺がいないことに気がついた一瞬、少しの動揺が見えた

その一瞬を見逃さないようにスキルを発動させる


「月渓獣牙!」


二本の剣が光りだす。剣の描く軌跡が光るほど、俺の中で最速の攻撃...のはずだった

その攻撃は、ルーカスの足一本によって防がれてしまった。ふくらはぎの側面に当たった攻撃は、少量の血すら出すことができずに、動かなくなってしまった


「魔力も上がってる、攻撃力だって最初とは見違えるほどだ。だが、お前は力の使い方を知らない...いや、知っているがリミッターをかけたままってところか」

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