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278話今度は俺が
グリムスの攻撃を的確に受け流していく。少しでも力の加減を間違えたら、剣が折れ、今度こそ死ぬだろう
グリムスの攻撃は真名開放をしていても重く、素早い。どれだけ丁寧に受け流そうと、折れた腕へのダメージは段々と蓄積されていった
「そんなものか?我の体にタタキコムと言っていたお前の実力は」
「んなわけねーだろ...こっからだぜ。ルクスが俺たちに見せるんじゃなく、俺がルクスに見せる番は!」
二本の剣を下に降ろしクロスさせ、深呼吸する。喉を通る空気が高鳴る鼓動を落ち着かせ、集中力を高めさせた
俺の闇がワープなら、剣の振れた一部分だけを...
「いくぜ...新月流蘭!」




