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ifの世界から来ましたが  作者: 篠宮花袋
一巡目の世界・転生
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1話知らない世界

初投稿となっておりますどうぞ暖かい目で見てください!

落ちていく...その感覚だけが体を包み込む。だんだんと見えてくる光。その光に手を伸ばしていく...


見え始めた景色はとても眩しく、目を細めてしまう。だんだんと目が慣れていき、最初に見えたのは自分の体...なのに全くもって思い出せない


「ここは...」


自分が男だということしか分からない。更に、ここがどこだかもわからない自分に、追撃を加えるようにただただ広い平原

自分のことすら分からない自分...残っている記憶の中で、必死に考える


「記憶がなくて、場所もわからない...異世界転生か?」


昔、呼んでいた本?に同じような内容の展開があった。記憶がなく、場所もわからない青年が世界を救うという内容だった

しかし、共通点はあるものの剣の一つもなく、そのかわりとなるような屈強な体もない。その代わりと言っては何だが、黒い革の手袋に少し大きめの黒靴、茶色のズボン、中に袖が黒で、胴の部分が白の布地に青い線を縦に入れ、真ん中にチャックがあり、襟は口までもすっぽりと覆い被せれるような服をを着て、その上から黒いオーバーウェアを着ている

身なりだけは整っているが、物語と正反対な自分の状態を再確認し、絶望して、もう一つ不安な点が思い浮かぶ


「それよりも、異世界で自分の言葉が通じるといいが...」


異世界で言葉が通じなければ本当に生きていけなくなる...何か辞書のような物がないものかと腰のバックを漁る。しかし、そんな切なる願いは神には届かずに、入っていたのはおにぎりセットとメモ帳とペンだけだった


「ペンで戦えっていうのかよ...しかもおにぎりセットって...これからどうしよう」


このままここにいても、意味がないため、なにか建物を求めて歩いて行く。あるき続け、体感時間で十分程で街のようなものが見えてくる


「やれるだけやってみようかな...」


あの街で、できるだけこの世界の情報を集め、生活できるようになって...というちょっとした妄想をしながら足を進めていくと楽しくなってくる。そして、不安な感情を抑えるために一言自分に言い聞かせる


「まぁ...なんとかなるよね」

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