ゾンビに捕まりました
キンコンカンコーン
『マイクテス、マイクテス、えぇっとぉ、ゾンビが出ましたのでぇ、避難してくださぁい』
キンコンカンコーン
「「「「「「えぇぇぇぇぇぇっっっ!!!!!???」」」」」」
俺、といっても分からないか・・・
急遽主人公になりました、相田周(あいだしゅう)です。
以後お見知りおきを
というより、ゾンビ出てきたらしいので避難中・・・
「押さないでぇ!押さずにゆっくり進んでくださぁい!」
「そういやゾンビの特徴とかあったな・・・」
そう、特徴である
人かゾンビかわからなければ撃たれるのである
『ゾンビの特徴集!ゾンビには色々特徴があります!下のようなものです!!
1、顔が真っ青
2、犬歯がちょっと出でてる
3、唇にキスされたらゾンビになる
というものでーす!みなさん、気をつけてねー!』
「・・・ふざけてるだろ、この冊子・・・」
冊子が配布されているのだが、内容が言った通り、ふざけてるのか?
だが、俺は目の前でキスされた人がゾンビになったので信じているが・・・
「俺ってば、まだファーストキス残してるんだぁ。美人な人にキスされたいなぁ」
「確かに!美人のゾンビにキスされてゾンビになれるなら本望!」
「おいおい、ゾンビって言ったら気が引けるだろぉが」ハハハッ ソウダナソウダナ
というヤツもいるが、俺は嫌だね
正直、命が惜しい人間なんで
「ゾ、ゾンビがきたぁぁぁ!!」
その叫び声で自衛隊[らしき]が一気に駆け出し、銃を構えた
「待て!まだ撃つな!確認する!えぇっと・・・」
おいおいこの期に及んで確認かよ・・・
見たら一発でわかるって
「あらぁ、カワイイ子いるじゃない」
「そうだな、女としてカワイイヤツもいる」
「貴方そればかりですね」
今喋ってるのはゾンビさんでござります
ゾンビさんも喋るんだなぁ、マンガやアニメだったら喋らないのに
「ホラホラッ!あそこだよっ!カワイイ男の子ぉ!」
「あらぁ、本当ねぇ、アタシのものだからね」
「私が先に見つけたもーん!私のものだから!」
「おいおいそんなに・・・確かにカワイイ顔してやがんな」
「貴方、ゲイになるのですか?それよりもホントにカワイらしい顔ですね」
思いっきり指を指されてる気がする
俺が確認するべく後ろを見たりしてもガンミされてるので
「俺?俺のこと?」
といいながら自分を指差すと、ゾンビ様御一行は息揃えてうなずいた
「じゃ、あの子を盗りに行きましょう、かっっ!!」
き、消えた?と思えば後ろに立っておられますね~
「アハハ、な、何のご冗談で?」
と聞いてみたら
「あらぁ、冗談じゃないわよ。お姉さんがたっぷり遊んであ・げ・る」
「もぉぉ!私が先に見つけたんだからー!」
「はぁ、ガキはコレだから・・・おい少年、俺の俺とお前のお前を合体させないか?」(キリッ
「下ネタですか、貴方気持ち悪いです、死んでください、ゲイ」
とか何とか言いながら何でみんな俺に抱きつくんだよ
「おいゾンビども!その少年から離れろ!」
「あらぁ、それについては拒否しますねぇ。じゃ、さようなら~」
あれれれれ!?体が空中に・・・ってか浮いてるぅぅ!
しかも、どっかに向かって飛んでるし・・・
はぁ、ゾンビにつかまりました・・・
「じゃ、お姉さんたちの巣に戻りましょっか」
・・・。
「イヤだぁぁぁぁぁぁ嗚呼ああああああああああああ!!!!!!!」