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お金払って魔法少女?になることになった私は誰得ですか?  作者: はしまき。


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これからのこと


あまりにも呆気なく終わったので、謎の不完全燃焼を感じつつぬいぐるみの方に向き直った。


「才能無いかなと思ったけど、どうにかなったね。」


あまりにも他人事で失礼な言葉を吐くそいつに"異形"が消えた安堵よりも怒りが込み上げる。


「貴方ね…ほんと…」


「うん?やったのはきみだけど、ボクのお陰でもあるんだから、感謝してよね。」


会話するだけ無駄なことがわかった。

心を殺して最低限のお礼を伝える。


「…そうね、ありがとう。」


「いいよいいよー、んで、これからのことだけど。」


「これから!?これからって何!!??これで終わりでしょう?」


コイツとはここまでの縁の予定である。


「いやいや、そう簡単にはいかないんだよね。」


簡単にはいかないというのは、またさっきの"異形"が私を狙って来るのだろうか。なんで私…


「んー、無駄に高額紙幣で雑魚敵倒しちゃったから、さっきの敵の幹部的なのがそんなに有り余る力があるのかって今近くに観察しに来てるっぽいんだよね。それで今後狙われるかもー?みたいな。」


「…は?」


いやいや、そんなの聞いてない。

お金が有り余ってるから一番の高額紙幣を出したわけじゃなくて、紙幣で死ぬかもってところを助けてくれるって感じだったからお礼の意味も込めてのものだった。


五千円札でも一千円札でもいいのならお財布の中に入っていたのに。

無駄に敵を危険視させてしまったってこと?


「先に言ってよ!?」


「いやー、まさか一万円札を入れるようなタイプだとは思わなくてね。というか、持ってなさそうだったし。」


コイツは何かしら煽らないと気が済まないタイプなんだろうか。


助けてもらって一千円とかで済ましそうだと?

あと、今日は給料日だったから持ってなさそうに関してはまぁ合ってるし、持ってたのはたまたまだと言いたい。


「それで、私はこれからどうしたらいいんでしょうか…」

 

少なくとも私よりはあの"異形"のことがわかっているはず。

 

「え?さっきみたいに敵を倒せばいいんだよ。」


さっきみたいに?


「どこから?」


「お金を入れるところからー!」


「はぁー!!??ふざけないでよ、そんなの無理よ!毎月ギリギリで働いてんのよ私は!」


そんな毎回お札をアレに入れてたら"異形"に殺られる前に死ぬわ。主に餓死で。


「えー?でも、どうするの?アイツらはキミを狙ってくるよ?戦わないと死んじゃうよ。」


ボクはどっちでもいいけどね。

なんて続けて言うコイツは悪魔か何かか?


どうする、さっきの出来事を無かった事にして生活する?


そうしたら"異形"にいつか見つかって今度こそ殺られる。

もう私に残された選択肢は実質一択しか無かった。


「…やるわ。死にたくはないし。」


その答えにそのエセ妖精はちょっと満足そうな顔をした。


「決まりだね、お仕事頑張って!じゃあ、またタイミングみてキミに会いに行くよ。」


そう私に言ってATM?やステッキと共に消えた。

夢であれ。本当に。


…とにかく、こうしてはいられない。

私は金を稼ぐ必要があるのだ。しかも早急に。


とりあえず日払いでバイトをしつつ、ある程度安定した副業を探さないといけない。


でも今日だけは許してほしい。

早く帰って寝たい。一刻も早く。

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