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アイちゃんの小話  作者: たかさば


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『おばあちゃんの裁縫箱』

 ある小さな村に、ミサキという少女が住んでいました。


 ミサキはおばあちゃんから譲り受けた古い裁縫箱を大切にしていました。

 この裁縫箱には、色とりどりの糸やボタン、針が入っており、ミサキはそれを使って様々なものを作るのが大好きでした。


 ある日、ミサキは村の広場で開かれる手作り市に参加することにしました。


 彼女は裁縫箱を持って、色々な布や材料を使って可愛いぬいぐるみやポーチを作り始めました。

 手作り市にはたくさんの人が訪れ、ミサキの作品は大人気でした。

 彼女は自分の手で作ったものが人々に喜ばれることに大きな喜びを感じました。


 しかし、手作り市の最中に、ミサキの裁縫箱が突然消えてしまいました。


 彼女は大慌てで探し回りましたが、見つかりませんでした。


 ミサキは落ち込みましたが、友達のケンジが

「一緒に探そう」

と励ましてくれました。


 二人は村中を探し回り、ついに裁縫箱を見つけました。


 それは村の外れの古い木の下に置かれていました。

 裁縫箱を見つけたミサキは、箱の中に一枚の古い手紙が入っていることに気づきました。


 それはおばあちゃんからの手紙で、

「この裁縫箱には魔法がかかっている。心を込めて作ったものは、必ず誰かの心を温かくする」

と書かれていました。


 ミサキはその言葉に勇気をもらい、これからも心を込めて作品を作り続けることを誓いました。

 彼女の作品はますます多くの人々に愛され、村中に笑顔が広がりました。


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