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『魔法のメガネ』


 ある町に、メガネ職人のタケシが住んでいました。

 彼の作るメガネはどれも美しく、町の人々に愛されていました。


 タケシには、1つだけ特別なメガネがありました。

 それは彼の祖父から受け継いだ、魔法のメガネでした。

 このメガネをかけると、かけた人の心の中が見えるという不思議な力を持っていました。


 ある日、タケシの店に1人の少女アヤが訪れました。


 彼女は学校でいじめられており、自信を失っていました。

 タケシはあやの話を聞き、彼女に魔法のメガネをかけさせることにしました。


 アヤがメガネをかけると、彼女の心の中には美しい花畑が広がっていました。


 タケシはアヤに、きみの心はこんなにも美しいんだよと伝えました。


 アヤはその言葉に勇気をもらい、次の日から学校で少しずつ自分を表現するようになりました。

 しかし、いじめっ子たちはそんなアヤをさらにいじめるようになりました。


 アヤは再びタケシの店を訪れ、涙を流しました。  


 タケシはアヤに「もう一度魔法のメガネをかけてごらん」

と言いました。


 アヤがメガネをかけると、今度は彼女の心の中に強い光が輝いていました。

 その光はアヤの勇気と希望の象徴でした。


 タケシは君の心にはこんなにも強い力があるんだと伝えました。

 アヤはその言葉を胸に、再び学校へ戻りました。


  彼女は自分の心の強さを信じ、いじめっこたちに立ち向かいました。

 やがていじめっこたちはアヤの強さに気付き、いじめはなくなりました。


 アヤは自分の心の美しさと強さをしり、タケシの魔法のメガネはその役目を終えました。

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