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アイちゃんの小話  作者: たかさば


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10/20

『フルーツパフェ』

 ある夏の日、ミカは母親と一緒に町のカフェに行きました。


 このカフェは昔から家族でよく訪れていた場所で、特にミカはここのフルーツパフェが大好きでした。

 カフェのオーナーであるサトウさんは、ミカが小さい頃から知っている優しいおじさんで、いつも特別なサービスをしてくれました。


 その日も、ミカはフルーツパフェを注文しました。

 色とりどりのフルーツがたっぷり乗ったパフェは、見た目も味も最高でした。

 ミカは一口食べるごとに幸せな気持ちになり、母親と楽しい時間を過ごしました。


 サトウさんはミカに

「今日は特別なフルーツを使っているんだよ」

と教えてくれました。


 しかし、そのカフェが閉店することになったという知らせが届きました。

 サトウさんが高齢になり、もう店を続けることが難しくなったのです。


 ミカはとても悲しくなり、最後の日にもう一度フルーツパフェを食べに行くことにしました。


 カフェにはたくさんの思い出が詰まっており、ミカはその一つ一つを思い返しながらパフェを味わいました。


 閉店の日、サトウさんはミカに特別なメッセージを伝えました。

「ミカちゃん、君がこのカフェを愛してくれたことが、私にとって何よりの喜びだったよ。これからも素敵な思い出をたくさん作ってね」


 ミカは涙を浮かべながら感謝の気持ちを伝えました。


 カフェがなくなっても、ミカの心にはいつまでもフルーツパフェの思い出が残り続けました。

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