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応用

「あらあら。二体ともだいぶパワーがなくなってきたみたいね。さあ、ここからどうする?」

この方法なら少しだけ僕への負担が減らせて尚且つ

この二体にも敵の攻撃による負荷がかからなくて済む

あのホテルの時みたいに能力を少し応用すれば

行けるかもしれない。


「はぁ....はぁ.....」


「ん?まだ立ち上がるだけの体力はあったみたいね

なら、まだまだ楽しめそうね」

そういうと彼女はまた指を鳴らし、二体にまとわりついた糸もその力を強め、体を縛りつけようとしていた。

今この場を耐えれさえすれば、僕の思惑通りだ。

なんとか....ここだけは.....


「へえ。中々耐えるじゃない。じゃあ、もう少し強くしようかな〜」

その糸の力はおそらくさらに強まっている。

だけど、それすらも推測で補わなければならないほどに

なっていた。

僕の応用した技は成功していた。あとは彼女を倒す機会を伺うだけとなった。そのためにあともう少し耐えなきゃ


「さて、そろそろ飽きてきたし、終わりにしようかな」

そして、その糸への力をさらに強めているようだった。

よし、もうそろそろだ.....


「はぁ...さあ。もうそろそろ流石のあなたでもそろそろ根をあげてくる頃じゃない?」

よし.....今だ!!

僕の心の中での合図を下にまずはカーペットが彼女を捕らえ、壁側に追いやり、次はシャンデリアがバラバラとなり

その破片が画鋲のようにカーペットを壁に貼り付ける役割を果たした。


「クッ!!!なんで!私のあの技を喰らっておきながら

なんでこいつらが動けるの!!」


「僕はあなたの技を受けている部分だけオーラを解除して

僕の体力やさっきの二体のダメージを最小限に抑えるようにした。そしてあなたは技を使い続けることによって

負担は大きくなる。僕はあなたの体力がある程度までなくなるところまで待っていた」

 

「はぁ....はぁ....なるほどね。やっぱりあなたは只者じゃないみたいね」

僕はその言葉を置き去りにするようにし、みんなに合流するために歩みを進めた。


「でも、気をつけた方がいいわよ....あの人はあなたが想像している以上に手強いわよ.....」

彼女の言葉が微かに聞こえていたような気がしたが、

その時は僕自身が歩いている音しか耳には入らなかった









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