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離散

ケイがうまく脱出し、3人に合流しようとしていたその時

ミナトとサクはその間、薄暗い通路の合間にあるわずかな光を頼りに前へと進んで行った。


「マイ、大丈夫かな.....」


「あいつなら心配ないだろうな。一応能力は持ってるし

ただ、それよりも心配なのはケイの方だ。能力なしのあいつだ。敵もおそらく俺たちを釣る材料として殺しはしてないと俺は思うが.....」


「それにしてもここの通路ほんとに暗いね。全然前が見えないや」

いつ敵に襲われるかもわからない恐怖感に覆われながらも少しずつ歩みを進めるとその先に薄暗いながらも何か扉のようなものがあるのがわかった。


「ねえ、サク。あれ」


「扉か?.....」

小走りをしながらその扉の方へ僕たちは向かっていった


「やっとこの通路から抜け出せるね」

僕はこの気味の悪い通路からようやく出られると安堵していたが、サクは気難しそうな顔をしながら僕に話しかけた


「いや、用心しろよ。さっきのマイの壁みたいにこの扉にもなにか仕掛けがある可能性がある。ここは敵のエリア内だ。十分警戒しなきゃならない」


「ハハハハ!!!何をビビっている!さっさと開けちまいなよ!」

すると突然、どこからともなく声が聞こえ、僕はその出来事に驚き、後ろ向きに倒れた。


ガチャ....

その影響により扉が開き、僕はその下にあった穴のようなものに落ちていった。


「ミナト!!!!」

サクの僕へ問いかける声が微かに聞こえ、その声はどんどんと遠くへと僕の耳を通り抜け消えていった。


一体どこに行くんだろう。上にあった微かな光すらも消えていき、僕は暗がりの中へ吸い込まれていった.....




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