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登場人物 ネタバレあり

本作主人公の盛大なネタバレがあります。











登場人物


山田権蔵 ヤマダゴンゾウ

独身38才 会社員 

身長178cm 黒髪 茶色の瞳

生まれも育ちも進学も就職も日本のN県N市

趣味や特技 特筆してない

好きなものこと 特に無し

※衣食住、娯楽関連全般など嫌いではないが特別、または突出して興味を引かれることがなかった

 ネットで海のように広く知ることはできたが、スープ皿のように浅い関心の無さが知識とも呼べないオブラートのような薄い幕を張っている程度

嫌い(苦手)なものこと 争い事 面倒なこと


・性格は基本的に温厚で善悪で言えば善ではあるが、完全な善ではなく善七悪三。今までの人生で悪に寄らなかったのは家族が善性であったことが大きい。

・人当たりは悪くないのだが、口数は少ない。

・経験すれば精神的に免疫ができるが、初めてのことには臆病。

・基本的に身内以外はどうでもいいと思っている。

・素質や能力は突出したものはなく、継続的な鍛練や勉強をしなかったので総合的な能力は平均を下回る。平均をやや上回るのは身長体重くらい。赤点は取らないが好成績も取らない。


 平凡に生活していたが空間の裂け目に車ごと飛び込み、地球とは異なる世界に転移してしまう。

 転移する際に不思議な光(高濃度な魔力)を浴び取り込むが、地球人は魔力を使う器官が存在せず発露することができない。

 そのため魔力を発露する魔法や魔術は使えず、使えるようになることもない。常に取り込んだ魔力が体内を循環している結果、常時身体能力の強化がされている状態。本人は転移特典で、怪力とか身体強化あたりを貰ったんだろうなと思っているが、本人の資質や身体操作能力が向上している訳ではない。

 また空間の裂け目が直近三千年で最大規模だったことで、過去の転移者よりも長く空間の裂け目にいたことにより、取り込んだ魔力の量は過去最高。その影響から三十才前後に若返っているが、心理的に極限状態で愛車のミラーで外見の確認もしなかった。

「なんか体が軽いけど身体強化によるものだろう」と思っている。

 転移してからは腕力で解決しようとする脳筋気味になっている。一度異世界で巨大なシールドボアにキレ、喪失感からどん底を感じ、そこから覚醒したせいか本人の認識以上に心理的に枷が外れている。


 腕力、耐久力、持久力、回復力は異世界人類と比べても頂点に君臨できるが、それ以外は戦闘を生業にするものとして初心者どころか幼児レベル。荷物持ちとしては最高の素質がある。

 次に盾職だが、器用さが足りない。ただ耐えるだけなら最高の性能。しかし決して無敵ではなく、一定以上の力が加わった刃物で致命傷になる。平均的なCランク冒険者相当が、全力の刺突を出せば致命傷だが、全力の斬撃では皮下脂肪までは切れるが筋肉を突破できない。

 加えて戦闘幼児なので実際の戦闘になったら、搦め手でもなんでも耐久力を突破されれば平均的Eランクにも負ける。逆にその手段がないと、どんなに強くても絶対に勝てない。

 重量物を振り回して当たれば、異世界人最強にも勝てる。当たれば。どんな相手にも一発逆転が期待はできるが、現状はそれしかない。


 また体内の魔力を認識できる器官がないため、素手や強い攻撃の意思を乗せない行動には調節が効くのだが、強い攻撃の意思を持つと出力が跳ね上がる。

 調節するには赤子がいきなり立って歩けないように、相応の時間と経験と慣れが必要。



アイリーン

女性 独身21才 人族 冒険者 

身長173cm ウェーブのかかった肩まである赤髪 青色の瞳 モデル体型

主装備は短槍または小剣、小盾、軽装革鎧

身体強化や着火などの簡単な魔術なら使える。

ゴンゾウが初めて出会った第一異世界人。

冒険者パーティー「春の風」に所属するCランク冒険者。

Cランクではほぼ最上位評価。


セイラン

女性 独身 29才 獣人族(虎) 冒険者 

身長208cm 黄髪に黒メッシュのベリーショート 金色の瞳 筋肉質なグラマー

主装備は戦斧または片手斧2本、重装革鎧

魔術は着火などの簡単な魔術を使えるが、身体強化に特化している。

冒険者パーティー「春の風」の現リーダーでBランク冒険者。

Bランクではほぼ最上位評価。


リジー

女性 独身 19才 エルフ族 冒険者 

身長165cm 金髪のショートヘア 緑色の瞳 巨乳でグラマーな体型

主装備は片手メイスまたは杖、小盾、軽装革鎧、ローブ

水、風を得意とする中級魔術使い

冒険者パーティー「春の風」に所属するCランク冒険者。

Cランクでは上位評価。


エナ

女性 独身 15才 人族 冒険者 

身長152cm 黒髪のポニーテール 紫色の瞳 スレンダー体型

主な装備は短剣二本、弓、軽装革鎧

身体強化や着火など簡単な魔術なら使える

冒険者パーティー「春の風」に所属するDランク冒険者。

Dランクではほぼ最上位評価。



「春の風」


 四十年ほどの歴史を持つ冒険者パーティー。メンバーの引退や加入などでメンバーの増減を繰り返し、パーティー名を受け継いできた。

 最大規模の二十人超になったときに、パーティーメンバー全員で集まる場所が少なくなり、集会所としての物件を一つパーティーハウスとして持っている。

 現在は短期討伐と知人の護衛を主な仕事としている。現メンバーは年若いが実力があり、拠点では上位パーティーとして自他共に認めている。



「春の風」ゴンゾウに対して


 パーティーとしてはギルドからの評価も高い。しかし、四人は非力ではないのだが戦闘力に比重が傾いているため、運搬や荷物持ちを専属にするわけにもいかず、仕事の幅が狭いことと荷物持ちがいる上位パーティーに比べると収入が少ないことを、まだ表面化していないが問題になってきていた。

 その際に今回の調査でゴンゾウと出会う。ちょうどよく運搬係として最高の素質を持つゴンゾウが、身寄りもなく背後に誰もおらず性格も穏やかだったので、パーティーリーダーのセイランはこれ幸いと思っている。アイリーンはゴンゾウを父に重ねてしまい、親近感と同時に守らなければとちょっと歪んだ保護感情を持っている。


 ゴンゾウは遭難からの救出とパーティーにも誘ってもらい幸運に思っているが、彼女たちとゴンゾウの都合が合致した結果である。

 もし合致しなかった場合は、人里には連れて行き登録が簡単な冒険者ギルドを紹介したが、パーティーとして面倒は見なかった。決して彼女たちの性格が悪いわけではなく、彼女たちも生活と命がかかっているためであり、妥当どころか冒険者としてはぬるい判断でもある。

 その場合、交流する分にはいいがパーティーには参加させられないと、アイリーンも説得されていた。調査期間はゴンゾウの試用評価期間でもあった。

 町に着いた時点では全員ゴンゾウには悪い印象は持っておらず好印象ではあるが、セイランだけはリーダーとして、常にゴンゾウに目を光らせている。謎技でちょっかいをかけるのもゴンゾウの反応を見るため。



お読みいただきありがとうございます。


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