旅ゆく
……男は元は孤独であった。
初めの生は、もはや思い出すことも出来ない。
無気力
怒り
悲しみ
苦しみ
そして疲れ果てる
ただ時を過ごし、また次へ
末に暖かさを知り感涙を止めどなく流し
そしてまた次へ
この物語は、何もかもを『元』諦めていた一人の人間の語りである。
貴方へ
独りではありません
知らないだけです
少し ほんの少しだけなにかをしようとしてみて下さい
今出来ないなら思うだけでも繰り返して下さい
誰かが見てくれるかもしれません
誰も見てくれない・気が付いてくれないかもしれません
しかし案外とみていてくれる人がいるかもしれません
無駄と思い何もしないのは悲しいですよ
蔑まれようと何かし続けてみて下さい
何かが変わると私は信じます