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pray for friend  作者: キャラメル★いろ
第2章 phantom
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導く声

どうしようもないまま、私は教室に戻って来ていた。


あぁ、どうしよう。明日からエリサと顔を合わせられないかもしれない。



シエとは………もう………………。



残念なことに、私にはこんなことを相談できる相手を持ち合わせてはいなかった。


特別親しい仲の友人はシエとエリサ以外にはいない。


両親とも、ここ数ヶ月会話をしていない。


これから先、いつまでこのような重い気持ちを背負っていくのかと考えると、さらに気分が落ち込んだ。


そのとき。


"……屋上に…………"


っ⁈


頭に言葉が直接送り込まれてくるような感覚。


辺りを見回してみるが、私に話しかける素振りを見せている人物はいない。


"……屋上に、…あなたの願いを………叶えるために…"


屋上?願い?


そういえば。

この学校の屋上には、確か変な噂があったはずだ。


願いを叶えてくれる幽霊がいるとかいないとか。


そんなバカな話はないと思っていたが、今のはどうにも引っかかる。


「時間はあるし…、行ってみようかな……?」


そう呟くと、私の足は屋上へと歩き出した。


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