後悔の唄よ 君に届け
ある朝浜辺で見つけた
一通のボトルメッセージ
その瓶には手紙が入っていた
幾度、それを拾ったことを後悔したことだろう
でも私は拾ってしまった
後悔の唄よ、君に届け
私は手紙に返事した
同じにボトルメッセージで
その中には手紙を入れていた
幾度、私と彼は手紙を交しあったことだろう
でも届かないときもあった
その時はお互い、教えあっていた
私は彼に隠してた
アイツに復讐したいこと
そのことは彼に秘密だった
幾度、私たちの文通は続いたのだろうか
2人、だんだん仲良くなっていった
確かな愛情が、芽生えていた
2人のの文通は続いた
2人は恋していた
そのことは2人の秘密だった
幾度、2人は恋文を交わし合っただろうか
でも2人、会ったことはなかった
会いたくなるのは必然だった のかもしれない
約束の場所に私はきた
でも彼はいなかった
いたのはにっくきアイツだけだった
幾世、出会いを恋い焦がれたことだろうか。
でも2人、出会えなかった
私は感情の赴くままアイツを殺した。
次の日、私は手紙を送った
でも返事は来なかった
帰ってきたのは波の音だけ
幾夜、待ち続けたことだろう
でもきらめく瓶は見えなかった
私はずっと、待ち続けていた。
いい加減、気づいた
そして私は泣き伏した
それでも瓶は流れてこない
幾度、送り続けたことだろう。
でも返事はなかった。
それでも私は送り続けた。
どのくらいの年月が経ったのだろうか
でも私は送り続けた
来ない返事を待ちながら
幾度も、送り続けた
君へと捧ぐ、後悔の唄
それでも私は送り続けた
返事はないと知っていたけど
水面に揺蕩うボトルメッセージ
あの浜にはもう瓶の山できてるかな
今日も今日とてボトルメッセージは流れる
涙と叶わぬ恋を載せて
後悔の唄よ 君に届け