2013年 1月7日
大きなリュックサックに、缶詰30個、懐中電灯1個、ここら辺の地図1枚、鉛筆5本、消しゴム5個、この日記を詰め込み、ズボンのベルトにサバイバルナイフを一丁納めて、今日の午後19時に家を出た。用意をしている時に思ったのだが、いざ、旅に出ようと思うと中々、何を持っていこうか頭に浮かばなかった。まぁ、何か忘れてもどこからか拝借すればいいと思ったから、未練はなかった。
もう家に帰る事はないんだろうな、と何故か思った。だから1回、家中を回り、見納めをしてから外に出た。それからは色々な所を歩き、気付けば、今までに来た事もない場所に来ていた。そして、先程コンビニを見付け、今日はここで1晩過ごそうと思い、中に入って日記を書いている。明日からはどうなるか。不安だが、このドキドキが堪らない。あっ、そろそろ深夜0時だ。もう寝ようっと。
特別編 宇多田忍の日記
【何だよ。ゾンビって……。これじゃあ、地球に戻れないじゃん。いつまで宇宙船の中に入ればいいんだよっ! だって、だってさ……。ずっとここにいるのは安全だけど、食糧の問題があるんだぜ。なくなったら、どうするんだよっ! 餓死しちゃうじゃねぇかよっ! まさか……、船員……仲間同士で生き残る為に殺し合いが起こったりしないよな……。ないないないっ! 絶対にないっ! もう、嫌だっ! 助けてっ!】