1/125
2013年 1月1日
少しリメイクしました。これからも宜しくお願いしますっ!
正月の朝。僕はいつものように午前7時に起きた。そして、いつものように窓の自室のカーテンを開け、外の風景を楽しむ、筈だったんだ。でも今朝は何かがいつもと違うような気がした。あれは何だったんだろうか。それは窓の外を見てから理解した。非現実のようで、現実のような気もした。僕は2階の自室から町を見下ろした。町には、いつものように生活を営む人間の姿はどこにもなかった。いたのはゾンビだけだった。驚いたね。それには。まだ夢を見てるんじゃないかと思ってね、右の頬を叩いたら痛みだけが頬に残って、他は何も変わらなかった。ゾンビは全身血だらけだったからすぐに分かったよ。目の色は真っ赤だったしね。気持ち悪っ! あぁ、僕は思ったよ。怖いとかじゃなくて、始まるんだな、と。
僕が望んでいた「世界の終焉」が。
特別編 ある研究員の日記
【やばい。やばい。やっちまったよっ! 儂が……儂がやったんだっ! 日常は終わるっ! 終わるんだっ! 楽しませてもらうよっ⁈ 日本国民の皆さんっ! 非日常をっ!】