召喚
リオ「勝負といこうか。管理人さん?」
ザイン「舐めた態度取りやがって・・・!」
リオ「・・・頼んだよ。」
リオが言葉を発した瞬間、リオの後ろに渦が現れる。
ルリシア(・・・!?)
そして、その渦の中からは、蒼い鱗を持った龍が出現した。
ザイン(龍・・・!?雀の龍とは違う・・・!この龍、意思がある・・・!!)
その時、龍はカノン・雀・ルリシアの3人に水の球を飛ばした。
ルリシア(なにして・・・!え?傷が治って・・・)
3人の身体の傷がみるみるうちに治って行く。
カノンも意識を取り戻した。
リオ「行くよみんな!」
ルリシア「う・・・うん!」
雀「ラウンド2といこうか・・・!」
ザイン「小賢しい・・・!まとめて全員消し飛ばしてやるッ!双蒼劍・ベータ!」
雀「紅炎・焔!」
リオ「蒼龍・フラッド!」
ザインが巨大な斬撃を飛ばすが、龍の水流と雀の火炎がそれを相殺する。
そしてその間から、ルリシアが攻撃を仕掛けた。
ルリシア「プロトコル・翠槍!」
ザイン(その攻撃はもう分かってんだよ・・・!!)
「双蒼劍・ガンマ!」
ガァァァァァァンッッ!!!!!
ザインの周りにバリアが出現し、ルリシアの槍を防ぐ。
ルリシア「まだまだ・・・!」
翠槍が分解し、数多の小さな劍となる。
そしてその劍が、バリアを削り始めた。
ザイン「小癪な・・・!双蒼劍・・・」
リオ「させるか!蒼龍・海嘯!」
龍の口から太い水のレーザーのようなものが放たれ、ザインの詠唱を妨げる。
ザイン「グッ・・・!?」
ルリシア「プロトコル・翠斧!」
グシャァァァァァッ!!!!!
ルリシアの斧がザインの頭部に命中し、血飛沫が辺りに舞う。
ザイン「このッ・・・!!!双蒼劍・オーバードライブ!!」
さっきよりもスピードを上げて、ザインがルリシアに突っ込んでくる。
ルリシア「・・・!!!」
ドォォォォォォォォン!!!
爆発が起き、ルリシアが吹き飛ばされた。
雀「紅炎・太陽!」
リオ「蒼龍・アナザーレイン!!!」
ザイン「くッ・・・!?」
ザインの目の前には雀の灼熱の炎の球。
そして上からのリオの鋭い水の雨。
そして後ろには・・・
カノン「赤劍・崩壊!!!!」
カノンの渾身の一撃が飛んで来ていた。
ザイン(避けきるのは無理か・・・!なら少しでもダメージを軽減して・・・!)
「双蒼劍・ガンマ!!!!」
ザインの周りに再びバリアが貼られる。
しかし、
ルリシア「プロトコル・翠槌!!」
バリィィィィィン!!!!!!
ルリシアの一撃が命中し、ザインのバリアは完全に剥がれた。
ザイン「バリアが・・・!!!なぜ・・・!!!!」
カノン「食らえッッ!!!!!」
ドゴオオォォォォォォンッッッ!!!!!!!!!!
3人の技が同時にザインにぶつかる。
ザイン「が・・・!ま・・・まだ死ねぬ・・・!まだ・・・!!!!!」
魔力の爆発の中で、ザインの周りを蒼いオーラが包み込んだ。
シュゥゥゥ・・・
ザインの周りに煙が立ち上る。
雀「倒せた・・・のか・・・?」
カノン「いや・・・!まだだッ!!!!」
煙の中から人型が現れる。
それは紛れもなくザインだったが、既に身体の大部分は欠損しており、ギリギリで立っているレベルだった。
しかし、とてつもなく強い魔力だけが、ザインを包み込んでいる。
リオ(瀕死になってもなお・・・自分の命を犠牲にして魔力を覚醒させている・・・!コイツ・・・!自爆する気だ・・・!!!)
「みんな!!早く防御をッ!!!」
カノン「何かヤバいのが来る・・・!!」
雀「紅炎・炎舞鎮!!」
ルリシア「プロトコル・翠重盾!」
カノン達を囲うように、ルリシアと雀が結界を貼る。
リオ「蒼龍・泡衞!!」
全員の身体を泡が包み込んだ。
カノン(防御用の技とか覚えてないんだけど・・・!?)
ザイン「無駄だ・・・お前を殺して・・・そして俺も死のうじゃないか・・・!!」
「冥・デッドアイシクルエンド!!!!!!!」
その瞬間、凄まじい威力の衝撃波がカノン達に向かって飛んでくる。
ピシッ・・・バリッ・・・!
バリアも音を立てて割れ始めていた。
雀「なんとかして生き残るぞ・・・!!」
リオ「次の一撃が来るッ!!!!」
リオの言葉の直後、ザインの周囲に巨大な氷柱が幾つも浮かび上がり、猛スピードで飛んで来た。
バキィィィィィィンッッッ!!!!!!!!!
バリアは簡単に破壊され、氷柱が直撃する。
雀「がッッ・・・!!!!」
ルリシア「うわぁぁぁぁぁッッッ!!」
ドオオオオォォォォンッッッッッッ!!!!!!!!!
・・・数秒経ち、静かになった。
リオ「皆・・・!?大丈夫・・・!?」
カノン「なんとか・・・!」
雀「バリアが無かったら死んでただろうな・・・」
ルリシア「うぅ・・・」
ザインの身体が塵に変化していく。
ザイン「な・・・ぜ・・・!!」
カノン「最後にとんでもないことしてくれたね・・・」
雀「管理人になった自分たちを恨むんだな・・・ザイン・・・!」
ザイン「うおおおおおぉぉぉぉ・・・・・・」
ザインが完全に消滅した。
カノン「・・・」
雀「・・・」
リオ「・・・勝った!!!勝ったよ!!」
ルリシア「あぶなかったよ・・・」
カノン「これで取りあえずは安心かな・・・?」
雀「ヴォイドも既にここから去っているみたいだ。傷がある程度回復次第、ハウスに戻って生存者を探そう。」
3人「了解!」
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・・・外が静かになった。
???(終わった・・・のか・・・?)
(さっきの大きな衝撃波が来てから・・・その魔人の反応は感じない・・・)
(でも、それとは違う何かを感じる・・・4人・・・さっきの魔人と道東・・・もしくはそれ以上の・・・)
「味方の可能性を信じて・・・外に出てみるか・・・?」
恐らく、すでに警備員も居なくなっている。
今のように引きこもるのが最善の選択肢ではあるだろうが、いつまでもこのままで居るわけにもいかない。
???(大丈夫だ・・・何かあったらこの魔力で・・・!)
ドアノブに手を掛け開けようとするが、扉が歪んでいるようでうまく開かない。
???「めんどくさいな・・・紫電刀・閃!」
バチィィィィンッッッ!!!!
扉が切断された。
破壊された扉から廊下に出て、様子を伺う。
???(取りあえず・・・魔力を感じる方に向かってみよう・・・)
廊下を怯えながら歩く。
部屋に入った時よりも廊下は荒れており、通路として使えるかさえ怪しいレベルだった。
???「こんな短時間でここまで出来るなんて・・・一体どれほどの魔力を持っているんだ・・・」
その時だった。
向こう側から歩いてくる4人の人影が目に入った。
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カノン「こっちにいるのかな・・・?」
雀「僅かだが、こっちから魔力を感じる。まぁ警備員とかの可能性もあるけど。」
リオ「流石にそれだったらショックだな~」
カノン「ん・・・あれって・・・」
廊下の先に、紫のオーラを纏った少年の姿が見えた。
カノン「生き残った魔人!?」
雀「みたいだが・・・なんかこっちに敵意持ってない?気のせい?」
リオ「気のせいだと思いたい・・・」
ルリシア「プロトコル・・・」
カノン「早まるんじゃないよルリシア」
???「接近してみよう・・・攻撃が当たる所まで行けば・・・何かあってもすぐに反撃出来る・・・」
徐々に距離が狭まっていく。
雀「コホン。え~そこの紫の少年よ!」
???「!?」
カノン「反応したね。」
雀「安心してくれ。脅威は私達が排除した。君に危害を加えるつもりはないよ。」
???(本当か・・・?嘘を吐いている感じでは無いが・・・)
雀「とは言っても・・・信じてもらえるかは分からないけど・・・」
リオ「取りあえずこの子を安全な場所に連れて行けば良いんでしょ?」
雀「まぁそうだけど・・・ん?そういうことか!」
???(何をしようとしている・・・?)
雀「ここから東に行った所に、やぐらみたいな建物がある。そこまで行ってくれれば、そこで色々と話せるんだけど・・・」
???「・・・」
リオ「まぁ急に言われてもね・・・」
しかし、???はカノン達に背を向け、ハウスの正面入り口まで走っていった。
雀「・・・逃げちゃったかな?」
カノン「取りあえず、他の生存者も探しません?」
リオ「そだね。まずはそっち優先!」
数時間後・・・
カノン(あれから数時間、ハウス内を探索していると、数名生存者が見つかった。)
リオ「よし!こんなものじゃない?」
雀「生存者はルリシアに街まで連れて行って貰ってる。私達も戻ろう。」
カノン「は~疲れた~」
リオ「んじゃ!帰りますか~」
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トキ「んぁ・・・あぁ・・・気絶してたか・・・」
身体を起こすと、目の前に人影が見えた。
視界がぼやける。
トキ「パルスか・・・すまんが・・・何か飲み物を・・・ん?」
目が開くようになってきて、視界がはっきりしてくる。
???「・・・」
トキ「誰・・・!?」
続く
きなです。若干投稿遅れました。すんません。
やっとザイン撃破ですわ。ありがとうリオ




