表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
Magica jiàn  作者: きな
3/22

"管理人"

ヴォイド「脱走を止めるのも、管理人の仕事です。戻らないというのなら、力尽くで止めさせてもらいますよ?」


カノンが小声でトキに囁く。


カノン「トキ、2人を連れて逃げて。僕が足止めする」

トキ「何言ってんだよ・・・!?それなら俺が・・・」

カノン「いいから早く。喋ってる暇があるなら動いて」

トキ(コイツ・・・さっきまでと気迫が違う・・・)

  「分かった。必ず戻って来いよ・・・!」

カノン「言われなくとも」

トキ「パルス!ルリシア!先に逃げるぞ!」

パルス「え・・・!?」

ルリシア「わかった!」

トキ「付いて来い!」


3人が扉に向かって走り出す。


ヴォイド「3人を先に逃がして自分は囮になる・・・なるほど、カノンらしいですね・・・」

カノン「僕のこと何も知らないクセに良く言うよ・・・」

ヴォイド「分かってますよ・・・?なんせ私はこのハウスの管理人ですからね」

カノン「で、その管理人が今から管理されてる側の魔人にボッコボコにされるわけだけど?」

ヴォイド「生意気なこと言うじゃないですか・・・では、そろそろ行かせてもらいますよ・・・!」

カノン「いつでもどうぞ・・・!赤劍、抜刀!」

ヴォイド「紫劍、抜刀」


2人が同時に動き出す。劍と劍がぶつかり合う。


カノン「うっ・・・!」


カノンが大きく弾き飛ばされる。


ヴォイド「これでも魔人ですからね・・・あなたに劍で負けるほど衰えてないですよ・・・」

カノン「まだ・・・負けてないけどね・・・?」

ヴォイド「では負けてもらいましょうか。電磁砲・・・起動・・・!」


ヴォイドの手が変形し、大砲のような形になる。

生成された電磁砲に紫色の稲妻が走る。


カノン(多分だけど・・・アレに当たったら死ぬ・・・!なんとかして避けないと・・・!)

ヴォイド「発射!」


電磁砲から紫色のレーザーがカノン目掛けて射出された。


カノン「ッ!!!」


ドゴォォォォン!!!!


カノン「あっぶな・・・」


間一髪で避けることに成功した。


ヴォイド「今のを避けるとは・・・やはりあなたは魔人としての見込みがありますよ・・・ますます逃がしたくなくなってしまいました・・・!」

カノン「喋ってる暇あったら動いたらどう!?」


カノンがヴォイドとの間合いを一気に詰める。


カノン「よいしょっと・・・!」


カノンが赤劍を振るうが、ヴォイドに難なく防御されてしまう。


ヴォイド「だから言ったでしょう・・・劍では私に勝てないと・・・」

カノン「ならこれでどう・・・!?」

ヴォイド「というと・・・これは・・・!?」


カノンの右手がヴォイドの劍とぶつかっている・・・そう、"右手"だけが。

そしてカノンの左手に劍が移動し、その劍はヴォイドの腹に食い込んでいた。


ヴォイド「劍を左手に移動させるとは・・・やりますね・・・」

カノン「赤劍・アンダルシア!!!!」


カノンが赤劍で鋭い突きを連続で放ち、ヴォイドの体の一部からは血が流れていた。


カノン「おらぁ!」


最後に蹴りを放ち、ヴォイドを後退させる。


ヴォイド「・・・・・・さすがカノンですね・・・」

カノン(どのくらい時間が経った・・・?トキ達は脱出出来たのか・・・?)





一方その頃・・・





トキ「あった!扉だ!ルリシア頼む!」

ルリシア「まかせて!プロトコル・翆斧!」


ルリシアによって扉が破壊される。


パルス「よし!意外と固くなくて助かった!」

ルリシア「もうつかれた・・・」

トキ「もうちょっと頑張ってくれ・・・!」

ルリシア「わかた・・・」

トキ「マズい・・・後ろから警備員が来てる・・・!急いで出るぞ!」

パルス「でもカノンが・・・!」

トキ「そうだ・・・アイツ・・・!」


その時、3人の頭に声が響いた。


???(西に街がある。そこに向かって)


3人「・・・!?」

パルス「えっ!?今何が・・・?」

トキ「誰かは分からないが・・・今は声に従おう!」

ルリシア「うしろ!きてる!きてるーー!」

トキ「急ぐぞ!」


3人が扉を通り抜けて外に出る。


トキ「これが・・・ハウスの外・・・!」


トキ達の視界に映ったのは、木々生い茂る暗い森の姿だった。初めて見る外の景色に、思わず圧巻される。


パルス「ちょっ・・・!すごいけどそれどころじゃないって!走って!」

トキ「あぁ・・・!すまん!」

ルリシア「いそげいそげ!」

トキ「声の通り西に進んでみるぞ!」





ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー



カノン「はぁ・・・はぁ・・・」


あれから10分程経った。カノンは戦い続け、体のあちこちに大きな傷が付いている。


ヴォイド「そろそろ楽にしてあげましょうか・・・今までよく頑張りましたね・・・」

カノン(クソっ・・・!あれから一切攻撃が当たらない・・・!)

ヴォイド「電磁砲・・・最大出力・・・」

カノン「どうすれば・・・!」


???「キミの仲間達は脱出したよ。今は西の街に向かっている」


カノン(頭の中に声が・・・?あの3人の声ではないな・・・今は信じるしかないか・・・)

ヴォイド「発射!!」

カノン「赤劍・抜刀!うぉぉぉぉ!!!!」


ヴォイドの電磁砲をカノンの赤劍が受け止める。そしてそのまま跳ね返した!


ドゴォォォォン!!!!


跳ね返ったレーザーはヴォイドに命中し、その体は遠くに吹き飛んだ。


カノン(よし・・・今なら・・・うっ・・・!!)


長時間の戦闘と負傷によって、カノンの体は限界を迎えていた。


カノン(ダメだ・・・体が動かない・・・意識が・・・)


その時、カノンの目の前に人影が現れた。


???「よく耐えたね。あとは任せて」

カノン「だ・・・れ・・・」


その人物はカノンを抱えながら扉に向かって走り出した。


???「早めに合流しないと・・・街まではそこそこ距離もあるし・・・多分バレない・・・はず・・・」





ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー





トキ「・・・まだ着かないのか・・・!?」

パルス「あっ!向こうのほうに明るいの見える!」

トキ「あれが街か・・・!それなら・・・!」

ルリシア「うしろからだれか来てる!」

パルス「げ!警備員のが足速いじゃん!」

???(安心して、警備員ではないよ)

トキ「うわ!?さっきの声!?」

ルリシア「なんか・・・あたまにひびいてくる!」

???「どーもー」

パルス「どわぁ!!?!?!?!?」

???「追いついて来たよ」

トキ「速くないか!?というか誰だ!?・・・え?なんでカノン・・・?え?」

???「落ち着いて。詳しくは街に着いてから話すよ」

パルス「トキ兄の頭がキャパオーバーしてる・・・」

トキ「うわぁ」

ルリシア「だいじょうぶ・・・?」






続く


きなです。おやすみなさい。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ