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Magica jiàn  作者: きな
14/22

暗闇登山

雀「とにかく追いかけるぞ!!!」

カノン「それはそうなんだけど暗すぎない!?」

トキ「何も見えねぇぞ!?ルリシア!懐中電灯!!!」

ルリシア「もってないわ!!!」

ルカ「雷で辺り照らせますかね?」

トキ「結構長い時間雷出し続けなきゃだけどいける?」

ルカ「ちょっと厳しいかもです・・・松明でもあればいいんですけど・・・」

カノン「松明か・・・ん?」

パルス「火でもあれば・・・ん?」

トキ「なんか身近に火を出せる人っていなかったっけ・・・?」

ルカ「そういえば居た気が・・・」

雀「誰だそれ?」

全員「アンタだよ!!!!!」


全員が総ツッコミを入れる


雀「あぁ、辺り照らすくらいなら出来るぞ。紅炎・バイトフレア」


そう唱えると、雀の周りに4つの火の球が現れ、辺りを柔らかく照らした。

喋っている間にトンネルを抜けたらしく、空洞っぽい場所に出ていた。


パルス「急に明るくなった!」

カノン「雀に全部押し付けよう作戦は失敗か・・・」

トキ「次は気をつけないとな・・・」

ルカ「言い方とか変えてみます?」

ルリシア「なにしてるの・・・?」

パルス「見ちゃダメ。」

雀「お前ら早く行くぞ」

カノン「了解です!!」

トキ「付いていかないと暗闇に放り込まれるからな。」

パルス「雀さん居なかったらヤバかったねこれ・・・」

ルカ「宿に懐中電灯って無かったですっけ?」

雀「それなんだが、普通にあったぞ。」

全員「なんで早く言わないんだよ!!!!」

雀「忘れてた。」

カノン「えぇ・・・」

雀「あーそれともう一つ。」

トキ「今度はなんだ?」

雀「私のこの火球って一応技なんだよ」

パルス「知ってるけど・・・」

雀「つまりこの状態だと他の技打てないんだよね。」

ルカ「その球発射してからじゃないと・・・ってことですか?」

雀「そういうこと。つまり・・・」


突然、周りに数匹の生物が現れる。


ルカ「うわぁ!?」

雀「こんな風に敵が来ても私は戦えないってことね。」

カノン「めっちゃ重大じゃん!?」


グルルルルルルォオオオオオオッッ!!!!!


トキ(目の前にはオオカミが3匹・・・後ろには何がいる・・・!?)

雀(後ろはクマだね。)

トキ「ありがとう街頭・・・クマァ!?」

雀(街頭ってなんだオラ)

トキ「カノン達!後ろ頼む!」

カノン「クマでっか!!!爪いかつ!!!!」

パルス「ほら行くよ!?」

ルリシア「プロトコル・翠槍!」


グサァッ!!!


翠槍がクマに刺さるが、びくともしていないようだ。


カノン「赤劍・アンダルシア!!!!」


カノンが懐に潜って劍を突く。


グサグサグサァッ!!!


ズシャアアアッ!!!!

ガキィィィンッ!!!


カノン「うおっ・・・!」


クマの鋭い爪がカノンの劍を弾く。


カノン「パルス!頼んだ!」

パルス「あいよ!赤銃・スナイパーライフル!!」


ズガアアァァンッ!!!!


クマ「グオオオォォ・・・」


訓練によって新しく生み出された技が命中し、クマは唸り声をあげながら倒れた。


カノン「新技めっちゃ強いね!」

パルス「でしょ!?自力で編み出したんだよ!?」


トキ「3匹同時に相手してやる!!!!魔拳・地祭!!!!」


ドオオオォォォンッッッ!!!!!!


トキが拳を地面に叩きつけると、地震の如く巨大な揺れが発生し、オオカミ達に岩盤が落下した。


ルカ「どわぁ!?」

トキ「ルカもこっち来てたのか。すまんがもう終わったぞ。」

ルカ「はっや・・・」

カノン「今の揺れ何!?」

トキ「すまんすまん!!」

パルス「なんか私より強そうな技覚えてるじゃん!?」

トキ「ただ岩盤落としただけだわ。」

雀「なんとかなったぽいし、このまま進もうか。登り坂になってるみたいだし、いずれ頂上には着くかな」

カノン「よし!行こう!」


再び道なりに歩き出す。

しばらく経ち、かなり高い所まで登ってきたらしい。

雀のおかげで多少マシにはなったが、それでもかなり暗い。


トキ「どうだ?リオの気配感じるか?」

雀「結構遠いね・・・多分もう頂上付近まで移動してると思う。」

ルカ「あのイノシシ・・・しっかりこの山の構造を分かってるみたいですね・・・」

パルス「魔力纏ってるだけはあるよね。めっちゃ速い。」


その時、地面が大きく揺れたかと思うと、目の前に2匹のクマが降ってきた。


カノン「天井から降ってきたよ!?」

トキ「任せろ!!!魔拳・・・」

雀「バカ!!!やめろ!!!」

ルカ(さっきみたいな揺れがもう一度来たら、地面が崩れかねない・・・!)

  「トキさん!!!」

カノン「トキ!」


2人がトキに駆け寄る。


トキ「地祭ッッ!!!!!」


ドゴオオオオォォォォォンッッッッッ!!!!!!!!!


雀「うおぉ!?」


地面が大きく揺れ、岩盤があちこちに落下する。そして・・・


ベキベキベキッッッ!!!!ドオオォォォン!!!!


トキの拳の位置から巨大な亀裂が入り、足場が落下する。


トキ「うわぁぁぁ!?!?」

雀「だからやめろってーーー!!!!_______




ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー



トキ「んぁ・・・あれ・・・ここって・・・」

ルカ「あっ!カノンさん!目覚ましましたよ!」

カノン「やっと起きたかこの脳筋!!!」

トキ「え?何が起きたん?」

ルカ「トキさんの技で山が揺れて・・・なんか色々崩れたっぽいです。」

カノン「それで僕らはこの辺りに落ちてきたわけだね。」

トキ「そういうことか・・・ここもまだ山なのか?」

ルカ「さぁ・・・?相当な範囲崩れたみたいですけど・・・」

カノン「てかイノシシ見つけるの不可能になってない?これ」

ルカ「まぁ取りあえず先に進んでみないと分からないですし・・・」

トキ「そうだな・・・ここが山頂近くならいいんだが・・・」

カノン「てかまずトキは反省してくれる?」

トキ「申し訳ないとは思ってます。」

カノン「よろしい。」

ルカ「それじゃあ先に進みましょうか!」

カノン「だね!」



ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー




パルス「痛たた・・・なんかすごい落ちてきちゃった・・・」

雀「大丈夫か?」

パルス「あぁ雀さん・・・大丈夫です。ちょっと背中が痛いですけど。」

ルリシア「ここどこー?」

雀「地面が崩れて落ちてきたみたいだが・・・これが結構いい感じでな。」

パルス「いい感じって・・・?」

雀「そこ見てみろ」


雀が指差した方向を見ると、外からの光が差し込む通路があった。


パルス「あれは・・・?」

雀「あそこを出るとちょっとした足場になっててな。上を見ると崖なんだが・・・それを登っていけば頂上に着けるはずなんだ。」

パルス「おぉ!ならこれでリオさんを救出出来るってことですか?」

雀「そういうことだ。よし、ロッククライミングするぞ」

パルス「でもどうやって?」

雀「勿論手と足で登るんだよ。」

ルリシア「たのしそう!!」

パルス「えぇ・・・」




ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー



トキ「といっても、ここからどうすればいいんだ?」

カノン「道は続いてるみたいだけど、真っ暗だね」

ルカ「僕の雷で一時的に照らすことは出来ますよ」

カノン「雷・・・?そうだ!ルカセンパイ!ちょっと雷貸して!」

トキ「雷を貸すってなんだよ・・・」

カノン「僕の赤劍に雷当ててくれません?」

ルカ「別にいいですけど・・・なぜ・・・?」

カノン「まぁまぁ!」

ルカ「まぁ・・・どうぞ・・・」


そういうと、ルカは紫電刀を抜刀し、それをカノンの赤劍に近付けた。

すると、劍から紫色の光が放たれ、辺りを紫色に照らした。


ルカ「おお・・・!」

カノン「名付けて!帯電松明劍!!!!」

トキ「ダサい。」

カノン「これで先に進めるぞ!」


しかし少し歩くと、すぐに行き止まりにあたった。


カノン「あら・・・もう行き止まりか・・・」

トキ「・・・なぁ、俺もいい案思い付いたんだけど、いいか?」

カノン「なに?」

トキ「こっから俺の拳で突き破りながら上昇すればさ、頂上まで一瞬で行けると思わないか?」

カノン「それ出来るの?」

トキ「今は無理だから2人から魔力貰おうと思って。」

ルカ「狂ってますよ」

トキ「そこまで言う?」

カノン「・・・確実に成功するんだったらいいよ。ただ失敗したら恨む。来世まで。」

トキ「失敗出来ないなこれ」

ルカ「カノンさんと同意見です。」

トキ「よし!じゃあ魔力くれ!!!」

カノン「どうぞーーーー・・・」


ドサッ


ルカ「カノンさん!?」

カノン「うわぁ」

トキ「魔力ゼロになるとこうなるのか・・・?」

ルカ「じゃあ僕も・・・うわぁ」

トキ「ヤバいなこりゃ。てか凄い力みなぎってくるんだけどナニコレ」

カノン「ハコベ・・・」

ルカ「ハコンデ・・・」

トキ「喋れるんだ・・・てかどうやって運ぼう・・・あ、これでいいか」


トキが2人の身体を肩に掛け、足に力を込める。


トキ「オッシャア!!!!掴まってろよ!!!!!」

カノン「パァ。」


そう言うと、地面を蹴り飛ばし、両手で天井を殴りつつ上昇する。


トキ「魔拳・削岩!!!!!!」


ドゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ!!!!!!!!


凄まじい勢いで上昇し、そして、


トキ「だりゃああああ!!!!!!!!」


頂上まで貫通した。


ドゴオオォォォンッッッ!!!!!


イノシシ「!?」

リオ「トキ!!!!え・・・?」


ドサッ


そしてそのまま地面に寝転がる。


トキ「もう・・・むり・・・」

カノン「パァ。」

ルカ「・・・」

イノシシ「・・・」

リオ「アレ・・・?」



横たわる男3人と、それを見てどうすればいいか分からないイノシシとリオなのであった。


リオ「てかいい加減離してくれない!?服の裾がずっと角に引っかかってんのよ!!!!」




続く



きなです。今回は戦闘少なめのギャグ回です。

そのクセに3800文字あります。なんで?

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