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Magica jiàn  作者: きな
1/22

魔人の日常

ハウスの中では、保護された魔人達が集まり、決められた生活をしている。

ある日は個室で勉強をしたり、

またある日は外に出て、魔人としての力を強めるために訓練をしたり、

たまーに、何もしなくていい休日もある。

ハウスの魔人達は、18歳になると魔人から人間へと戻され、ハウスで得た力や知識を利用し、社会で役に立てる人材となる。

しかし、これはあくまで噂に過ぎない。

実際に人間に戻った魔人を見たという噂は、一切聞いたことが無い。

「人間に戻る」という行為が、ハウス内で一体何を意味するのか。

それは、ハウスで暮らす魔人にしか分からない。





ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー




ハウス内、個室404にて


???「なぁ、カノン」

カノンと呼ばれた男「・・・なに?今眠いから話し掛けないで欲しいんだけどな」

???「お前はさ、ここから出たくないのか?」

カノン「・・・今更どした?トキがそんなこと言うなんて珍しいじゃん」

トキ「5年前の雪辱を晴らしたいとは思わないのか?」

カノン「・・・出来ると思うの?」

トキ「・・・」

カノン「その胸の傷は失敗した証でしょ?次やったら死んじゃう・・・」

トキ「そうじゃねぇ!!」

カノン「・・・」

トキ「俺にはやるべきことがある・・・アイツに絶対に会いに行かないと・・・」

カノン「心友って言ってたもんね~」

トキ「呑気な奴だな・・・」

トキ「なぁ・・・脱出する方法があるって聞いたら・・・協力してくれるか・・・?」

カノン「・・・内容にもよる」

トキ「俺らは一応、この施設で17年生きてきた。魔人としての強さもそれなりにある。」

カノン「それほどでも」

トキ「・・・最後に脱出を試みた、あん時よりは強くなってるだろ」

カノン「最近は訓練頑張ってるもんねー」

トキ「きっと俺らが協力すればここの管理人ともいい勝負出来るんじゃねぇか・・・?」

カノン「それは分からんけど」

トキ「何より・・・来月俺は18になる・・・ここで18になった魔人は全員消えた。これがおそらく最後のチャンスなんだ」

カノン「僕はあと2年あるけどね~」

トキ「黙れよマジで・・・」

カノン「・・・で、いつやるの?」

トキ「協力してくれるのか!?」

カノン「いいよ。暇だし」

トキ「ありがとう・・・」

カノン「でもそれなら、向こうの個室の"アイツら"にも協力してもらおっか」

トキ「そうだな。でも今日はもう遅いし、今部屋出たら怒られるからな。明日にするか」

カノン「明日の夜遅く決行で。朝は寝る。」

トキ「訓練しろや。」

カノン「んじゃ、おやすみ~」

トキ「あぁ。」




トキ(大丈夫だ。きっとうまく行く・・・きっと・・・)



ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー



トキ「zzz...」

カノン(おはよ...おっ!トキ寝てるじゃ~ん♪イタズラしよ~っと!そ~っと・・・)

(耳に向かって息を吹きかける)

トキ「ヒャァッ!!」

カノン「ぐっもーにん!」

トキ「・・・カノン・・・てめぇ・・・」

カノン「じゃ!朝飯食ってくる!」

トキ「待ちやがれクソガキがぁぁ!!!!」


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


その日の夜、個室404にて


ガチャッ

トキ「ただいま・・・訓練マジ疲れ・・・」

カノン「むにゃむにゃ・・・」

トキ「起きろぉ!!!!」

カノン「ふぇ!?なんだ!?世界の終わり!?」

トキ「お前の世界終わらせてやろうか?」

カノン「じゃあ今日はこれで就寝ということで・・・」

トキ「ごめんって許してくれ」

カノン「分かればいいんだよ分かれば・・・」

(トキがカノンを殴る)

カノン「イテッ!ぶったね!?」

トキ「もう喋るなよお前・・・」

カノン「はいはい・・・んじゃ、早く移動するよ」

トキ「おう。」



ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー



個室407にて

???「・・・はい上がりーーー!!!!5連勝ーーー!!!」

???「ぐぬぬ・・・もっかい!もっかい!」

???「ルリシアくんは私には勝てないよーーー!!!」

ルリシア「くそが・・・」


ガチャッ

カノン「おっじゃましまー!」

???「カノンじゃーん!久しぶりー!」

ルリシア「カノンおにーちゃんだー!やっほー!」

トキ「俺もいるぞ・・・」

???「あぁ、うん。」

トキ「見ない間にずいぶん生意気になったな・・・パルス・・・」

パルス「トキ兄にだけだよ~」

トキ「・・・」

カノン「まぁまぁ落ちつけって」

トキ「お前は黙っとれ」

カノン「早く本題入らないと」

トキ「やっべ完全に忘れてたぞ・・・」

カノン(バカだなぁ・・・)

トキ「実はな・・・カクカクシカジカで・・・」

カノン「それで伝わるの・・・?」

パルス「つまりはここから脱走するために私たち達の力を借りたいと」

カノン「なんで伝わるんだよ」

トキ「なんで伝わったんだよ」

カノン「伝える気無かったのかよ!」

パルス「それならお任せ!私はもちろん!ルリシアもまだ小さいけど魔人としての腕前は一人前だからね!トランプは弱いけど!!!」

ルリシア「コロス...」

トキ「頼もしいな、生意気じゃなかったら完璧だった。」

パルス「それほどでも・・・」

トキ「褒めてねぇよ?」

パルス「えっ…」

ルリシア「もういどうするの~?」

トキ「だな・・・それじゃあ行くぞ」

パルス「大脱走の始まりだー!」




続く

きなです。新作となっております。現在執筆中の「MemorialHappyEND」と同時に書き進めて行こうと思っています。完結はかなり先になりそうです。良ければ見ていって下さい。

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