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fine……?
初めまして、ふりーだむです。勢いで書いていますので急に始まって急に終わってを繰り返します。生暖かい目でいただけると嬉しいです。
ごく普通の人生を送ってきた、つもりだった。
「…__え?」
ずぷり、体に沈んでいく刃。患部が燃え上がるような熱を帯びて、じくじくとした痛みが全身へと響いていく。痛くて、熱くて、意識が薄れていく。
「は、は……はは、君が悪いんだ。君が、きみがこっちを見てくれないから……!!」
誰かが、何かを言っている。糸が解けるように、形が崩れていくように意識の輪郭が削れていく。……死んで、しまうのかな。
(や、だ……)
まだやりたいこと、いっぱいあったのに。友達といっぱい、遊ぶ約束したのに。
ぼやける視界の下の方で服が赤色に濡れていくのが見えた。ああ、新しい服も買わないとだったのに。お気に入りの店の新作ワンピース、可愛かったから次の給料日が来たら真っ先に買おうと思ってたのに。
(あ、バイト……)
この傷じゃ、明日のバイト行けないかなぁ。店長に連絡しないと。
「……すま、ほ」
あれ、手が動か、な……__
終わりません。続きます。