男女の友情は成り立つのか
ぶっちゃけ、互いに寝ぼけた頭で話していたので、ぶっ飛んだところもあると思います。
男女の友情は成り立つのか。この間バイト先の先輩と、大昔から議論が交わされてきたであろうこの話題について話した時の、先輩の言い分について書き記してみる。
個人的には、この言い分にかなり納得するものがあったからだ。
先日、朝から雨でお客さんがあまり来なくて暇だった時、食パンをスライサーでカットしながら先輩はこう切り出した。
「なーなー、男女の友情って成り立つと思う?」
これに作者はレーズン食パンをパン切包丁で真っ二つにしながら答えた。
「急にどうしたんですか? ……まあ、成り立つんじゃないですか?」
「作者ちゃんは成り立つ派か」
「まあ、自分は3次元の男は恋愛対象じゃないですしね。その言い方だと、先輩は成り立たない派ですか?」
「うん」
これは割と意外だった。先輩は案外、友情と恋心は分けて考えていそうだと思ったからだ。
しかし、この後の先輩の言い分は、今までにしたことのある男女の友情議論とは少し違うものだった。
「うちはさ、そもそも友情が成り立っているのかが疑問なんよ」
「というと?」
「この話って、恋愛関係云々と話を絡ませて考える人もいるじゃん。さっきの作者ちゃんみたいに」
「確かに」
でもさ、と先輩は続けて言う。
「互いに恋愛感情を抱かなくても、どっちかに彼氏彼女ができただけで壊れるかもしれない関係って、そもそも友情が成り立っている。って言えるんかな?」
このセリフを聞いて、個人的には猛烈に納得した。
男女の友情が成り立つのか。この会話をするとき、今まで話した人はみな、恋愛感情が絡んで、結ばれた友情が壊れる、みたいな考えでいた。
しかし、先輩はそもそも友情が壊れる以前に、成り立っているのかという風に考えていた。
もちろん、これは先輩の意見と、それに納得しただけの後輩の意見であるが、このような意見も存在しているのだと知ってほしい。
読んでくださり、ありがとうございます。