9,万事解決
更新が遅れてすいません!
『アイリス、来るぞ。』
クロの念話を受け取り、私は前をしっかり見据えました。
さぁ、いつでも来い…!!
…と、馬鹿なことを考えていると馬車の音が聞こえて来ました。んー、本当にようやくですね。まだ6時なので、8歳児の体に4時起きはきつかったようです。
馬の頭が見えます。そのまま馬車は我が家の門の前で止まりました。よし!とりあえず馬車の近くへGOです!
「…」
執事のアルバートさんが扉を開け、お父様が無言で出てきました。んー、これ私に気づいてないですね。まぁプラン通り、ここで必殺技です!
「お父様!おかえりなさい!」
お父様がこっちをみて固まりました。
「お父様…?」
不安気に首を傾けてみましょう!
「…あっ、あぁ。ただいま、アイリス。」
はい!お父様起動です!このままプラン通り進みます!お父様、お手を拝借!
「…!?」
「お父様、私についてきてくれませんか…?」
お父様がコクコクと頷きます。手を握ることの威力…!!
挙動不審なお父様をお母様の自室まで引っ張っていきます。
…うーん、お母様の自室に到着したんですが、お父様はまだ意識がはっきりしていない様子です。…まぁいいか!私も最初は一緒に入るし。
「お母様、アイリスです。」
お母様からどうぞーと言うお許しを頂いたので、部屋に入ります。
「アイリス、どうし…!?」
案の定、お母様はお父様をみてフリーズしました。お父様は…おっ、目が見開いてますね。これが愛の力…?
「お父様、お母様。お二人は互いに大きな勘違いをしています。」
そう始め、2人の勘違いを全て話しました。
「…では後のことはお二人で話し合い下さい。失礼しました。」
よーし!ミッションコンプ!後は2人に任せます!
ちゃんと話し合ってくださいね!
…この約2時間後、ラブラブな2人が部屋から現れました。
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