表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

夜光虫

作者: 読書 write

決して夢を諦めたわけではなかった。


ふとした街の夜の明かりとか、前を行く3人組の会話とか、そういうどうでも良いものに気を取られてしまう。


2年前、大学に入学した時は何かが変わると思ってた。


勿論プラスの方向へ、彼女だって作れると思ってたし、友達だって当然。



思い返せば入学式の様子は昨日の朝の出来事だし、今日のことは変わらず今日のことだ。


時間の流れが速いのは日々を生きることに関心が薄いから。


今日はスマホの明かりだけが部屋を照らす。


蛍は光るが近くで見ると綺麗ではない。


自分が輝く何かの一部にならないように、一生懸命努力してるみたいだ。


望んではいない。


どれだけ照らしても前は見えない。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ